p r o f i l e

 春は花見で酒が飲める。夏は花火で酒が飲める。季節の折に触れて、そんな風流な風習を懐かしく思い出す、しぇーデス。ハジメマシテ。みなさまいかがお過ごしですか?

 オペラの勉強と称して、男にくっつぃてミラノにやってきたのがもー13年前。の割にはミラノの事は何も知りません。

 世界のどこにいても、 自分の家と好きな公園とBARとたま〜の夜遊びと密会Placeが全世界。

 無事に自分の身体をシトネに横たえ今日も終わったとホッとするだけの日々の暮らしから、しぇーがしたためる、ミラノ(サバイバル)便りです。(不定期便)

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 地下鉄からオフィスまで3分ほど歩く道は、建物も街路樹も背が高い。

 ミラノにも空がないとしぇー子は言う。

 このまま真っ直ぐ行くと、大きな公園があるのだけど、アタシはその手前で右に曲がってお仕事へ。

 春先のお天気は一日おきに雨・晴れ・曇り。

 前の晩ひとしきり降り続いた雨も今日は上がってお日様が出た。

 微妙にヘビーなお仕事を終えて外に出ると、空気も温まって、サマータイムで1時間繰り上がったから、7時でもまだこんなに明るい。

 どっか行っちゃいたいね……。

 これからお買い物して、おうち帰って、歌の練習して、ご飯食べて、ダンナさんとお喋りして、お風呂入って、寝よ。

 地下鉄に沈む前に、朝と同じく上空のチェック。

 街路樹の、大きくなり始めた若葉が夕日に輝いて、これからじゃん? くらぃな感じでソヨソヨしてた。

 そーよ、と返事をして階段を降りた。

2006年4月17日号掲載

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