|
『リーヴズ』の刊行は私もずっと楽しみにしていました。数年前に「次の詩集は2000年に」「売れる詩集、読みやすい詩集を作ろうと思う」と言っていたのを思い出します。春の星座、漂泊、ノイズ、秋の星座あたりの詩ができる過程を私は見せてもらっていたのですが、これが実は私のほとんど初めての詩の体験でした。「詩はイメージの連鎖で読むんだ」ということを具体的に話していただいたりして、意識的に詩を読むようになったのもこのころです。
もともと音楽のことでいろいろと話をすることが多かったのですが(塚本さんが80年代のパンク、オルタナティブにとてもくわしいことにびっくりしていた)、ある時「朗読に音楽をつけてみないか」と言われました。90年代後半のそのころ、ポエトリーリーディングのバックトラックをイギリスとアメリカのアーティストたちがよく手がけていて、私も「こりゃかっこいい」と思い(動機は軽いんです、すみません)やらせてもらいました。でも塚本さん、音楽にくわしいので結構ダメを出すんです。ボツになった曲が5曲くらいあったかな。結局「ノイズ」「春の星座」が塚本さんのHPで採用になりました。あ、でもデモテープ第1号は「漂泊」なんです。幻のテープになってしまいましたが。塚本さんはデモテープをどこかにやっちゃうし、私もマスターテープをなくしてしまって。今考えると結構いい雰囲気の作品だったと思うのですが、まあそんなものでしょう。またやりたいです。準備ができたらお声をかけてください。
♪「春の星座」
(1.2MB)(3:44)
♪「ノイズ」(876KB)(3:37)
|