001 | ベニー・グッドマン Benny Goodman |
1938 | カーネギー・ホール・コンサート Carnegie Hall Concert(Columbia) |
シング・シング・シング(ウィズ・ア・スウィング)なんちゃって。ホント、ベニー・グットマンたら、スイングしてますよね。ジャズの楽しさが詰まった贅沢な1枚。1家に1枚の愛蔵盤といえましょう。(W) |
002 | ビリー・ホリディ Billie Holiday |
1939/44 | 奇妙な果実 Billie Holiday(Commodore) |
永遠の名盤。ストレンジ・フルーツは、ブラックミュージックを語る際、避けては通れない1曲。持っている人は手放さないように。探検隊垂涎の1枚。(W) | |
この企画のためにLP棚をゴソゴソと探し始めたが途中で出てきたUB40の"奇妙な果実"でお茶をにごした私。あ、ま、これでもレディの歌は思い起こせる。それにしても紙ジャケが欲しいよぉ(LPはどこいったんだ。S) |
003 | チャーリー・パーカー Charlie Parker |
1947/48 | メモリアル Vol.1 Memorial Vol.1(Savoy) |
パーカーから1枚を選ぶのは至難の技。ここは取りあえず、サヴォイ時代の代表的なセッションを収めた本作を選んでおこう。このほか、同じサヴォイのインモータル・チャーリー・パーカーや、ヴァーヴ盤のナウズ・ザ・タイムもファン必携。ダイヤル盤のアルバムの紙ジャケ化も望む。(W) | |
1952/53 | ナウズ・ザ・タイム NOW'S THE TIME(Verve) |
パーカーの1枚がなんでこれだ!?、とお叱りをうけそうだが、巷間絶頂期といわれるサヴォイやダイアル時代は、初めて聴く人にとっては音質的につらい。ツェッペリンをブートのライブから聴き始めるようなもので、確かにそっちの方が凄いのだが、はなはだとっつきが悪い。しかも名演・名セッションは数々あれど、名"盤"となるとウーンって感じだ。 このアルバムはとにかくカルテット編成でまわりがガチャガチャいってないのがいい。音質もかなり良く、のっけから怪物アルトの音にKOされる。 特に後半のセッションは、共演していたアル・ヘイグが"パーカー最高のアルバムだと感じた"という代物。 ま、それはともかく間口の広さで選ぶなら(あえて批判を覚悟で)これです(s) |
004 | バド・パウエル Bud Powell |
1949/51 | ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1 The Amazing Bud Powell Vol.1(BlueNote) |
「ウン・ポコ・ローコ」は何度聴いてもよい。ちなみに私は2テイク目が好き。しかし、このアルバムはジャズの初心者には勧めるのはどうかなぁ。のっけからいきなり3回続けて同じ曲入ってるからねぇ。いたずらな私はこれを勧めるのであった....。(W) | パウエル初めての方はvol.2からどうぞ。でもやっぱり最高傑作は「ジャズ・ジャイアント」(Verve)。A−1はプログレのようだし、後半の超絶バラード・プレイはイングヴェイ・ファンにもお勧め。これが紙ジャケ化されない限り他は暫定にしときます(s) |
005 | リー・ワイリー Lee Wiley |
1950/51 | ナイト・イン・マンハッタン Night In Manhattan(CBS) |
1930年代に登場した白人女性ジャズ・ヴォーカリストのうち、ミルドレッド・ベイリーと並び、永遠の憧れのまととなっているワイリー。素晴らしいジャケとともに聴く人を50年代のマンハッタンの夜にいざなってくれます。気軽に聴けて奥が深い。いいなぁこういうアルバム。(S) |
006 | デューク・エリントン Duke Ellington |
1951 | ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン Hi Fi Ellington Uptown(Columbia) |
エリントン楽団のものは、ほかにも色々あるが、私などは天気のよい日曜日には、サイドワインダーで目覚めの体操を行い、サキコロで気合いをいれ、このアルバムの「テイク・ザ・A・トレイン」で一方的に調子に乗って家を出るのである。ベティ・ロッシュのボーカルがのほほん。(W) |
007 | ヴィルヘルム・フルトヴェングラー Wilhelm Furtwangler |
1951 | ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 Beethoven Sym No.9(EMI) |
世界遺産入りを要望する!全音楽ファン必聴の感動の記録。(W) | |
バイロイト祝祭管弦楽団を振った51年のライブ。こんなに長いこと名盤といわれつづけていると飽きがくるものだが、何故かこの3楽章(特にホルンのとこ)は聴く度に背骨が震える。そしてレコード史上例のない破格のエンディングに呆然とするのだ(おいてかないでくれー)。それにしてもフルヴェンは2004年には没後50年になろうというのに未だに未発表音源、ブート盤が後をたたない。この第九だけでも8種類ある。ビートルズと並ぶ20世紀ブート魔王だな。(S) |
008 | MJQ Modern Jazz Quartet |
1953/55 | ジャンゴ Django(Prestage) |
名盤なんでしょうねぇ、これ。しかもジャンルを問わずカルテット好きの私としては避けては通れないんですが...。ハッキリいってつまんないよな室内楽ジャズは。ジャズのカルテットはワンホーンがいいなぁ。ああいかん、誰か代わって書いてくれよぉ。(S) |
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