紙ジャケの仕様

紙ジャケの基本的な仕様ということで、94年3月に出たビクターの
MASTER OF JAZZ 20bit K2シリーズ第一期分から、シングル仕様と
ダブルジャケット仕様を紹介しようと思う。

<シングルジャケット仕様>

<ダブルジャケット仕様>
は初期の紙ジャケットにつけられていた。透明プラスチックのカヴァー、
0bitK2やSBMなど、マスタリング方式が白く印刷されていたが、コスト
の問題からか現在ではあまり使われていない。別に価格が安くなればなくて
もいいが、価格は高いのにケースもつけないメーカーもある。
このプラケースは横の1辺だけが空いているもの、両側飽空き、さらにその
ダブルジャケットの厚さのものと、数種類のヴァリエーションがあった。
ダブルジャケットは、厚さの違いによってケースも多少変えていたようだ。
2.帯。かつての日本版の帯まで再現しているものもある。
3.ジャケットはアメリカ、イギリス製と違い、かなり厚い紙が使われている。
<右がシングル左がダブルのジャケットを真横からみた所>
(薄いとプロモ盤みたいだしね)。

印刷はかなり古いものをオリジナル通りに復刻しようとすると
現存するオリジナル版からフィルムを起こさざるえない場合も
あるようだ。
従って下のようにヒビなどが入っている場合もあるが、これは
しょうがないところ。まあ見方によってはこれもなかなか雰囲
気がある。
<JONESのSの部分に注目
ヒビのようなものが入っている >


はCDを入れる不織布。昔のレコード袋のようなビニール袋を使う場合も
多い。
CDのレーベルまで当時のデザインを復刻するシリーズも多い。ピクチャー
レーベルにしているもの、単にCDの内径まで印刷しているものなど多様。
この例ではレーベルのセンターにLPのレーベルを再現し、周囲をレコード
盤のようなデザイン にしている。
解説。復刻ものだけにクレジットは必須である。解説も当時の原文ライ
ナーをのせるもの、CD化の時のライナーをのせるものなど様々。
上の写真のCDでは裏面にジャケット裏のライナーを拡大して掲載している。
おそろく小さくなって読みにくいだろうとの配慮からだと思うが、最近は
あまりみかけない。大体は印刷がしっかりしているためこのサイズでも
十分読めるからである。
このシリーズでは別紙にリマスタリング方式の説明と、同時発売のタイ
トルのカタログが載っている。カタログは大変ありがたい。購入時などに
選択の目安になるからだ。


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