ヴィデオ・アーツ・ミュージック(IMAGICAメディア出版)
貴重な映像ソフトの数々を所有するヴィデオ・アーツは、ディスカバリー
の販売権も持っており、CDも発売している。
ただしここ最近はCD化にあまり積極的ないような気もする....。

ペイチ/SteepleChase/F.ZAPPA/other/PAGETOP
SJ名盤蒐集CLUB
マーティ・ペイチ

96/5/22リリース ¥1942 2W

Discovery
VACM3031 マ−ティ・ペイチ/アイ・ゲット・ア・ブ−ト・アウト・オブ・ユ−(写真)
VACM3032 マ−ティ・ペイチ/ブロ−ドウェイ・ビット

シリーズ評価 4 GOOD
リマスターではないし、紙ジャケの仕様も普通なのだが、この2枚をオリジナル
デザインの紙ジャケでリリースしてくれた企画には感謝したい。
LPはWarnerBros.からでていた記憶があるが....。なんか出る度に幻化するアル
バム。「アイ・ゲット〜」は以前Discovery(輸入盤)でCD化されたときに何故
か虎のイラストになっていた。
今回は特にシリ−ズ物ではなく、スイングジャ−ナルの名盤蒐集CLUB選定として
初CD 化されたものとのこと。ライナーは山口弘滋氏による書き下ろし。
レーベルはワーナー盤を再現しようとしたようだが、ピクチャー仕様でないため、
文字が内径との境目でとぎれてしまい、なんかたいへんな状態になっている。

またこの2枚は昔から美女ジャケ(エロジャケ?)でJAZZファンには有名で
ある。「アイゲット〜」は”お風呂”、「ブロードウェイ〜」(写真下)は
”踊り子”との通称がある。

もちろん内容もウェスト派ジャズの佳作。マーティ・ペイチの編曲・指揮による
爽快なビッグ・バンド・サウンドが味わえる。メンバーもアート・ペッパー(as)、
ビル・パーキンス(ts)、コンテ・カンドリ(tp)などのそそられるメンツ。しかも
「ブロードウェイ〜」のベースはスコット・ラファロ。
レア度(99年初)
探検隊は存在を知らず、メールでいただいた情報をもとに探索、やっと見つけた。
新品で購入するのは困難。なんか、名盤じゃないけど人気あるんですな。みんな
この手のジャケが好きなんでしょうねぇ。かくいう探検隊もこの2枚のためにヴィ
デオ・アーツのページ作っちゃったんだからヒトのことはいえませんね(s)。
はらだ様から貴重な情報をいただきました。ありがとうございます。
 


ペイチ/SteepleChase/F.ZAPPA/other/PAGETOP
Steeple Chase 30周年記念 名盤10選
24bit 96kHzリマスタリング

2002/11/2リリース ¥2427(2枚組 ¥3800) 10W


マイルス・コレクターとして有名なデンマークのニルス・ウインターが、72年
立ち上げたジャズレーベル、スティープル・チェイスの名盤が、24ビット、
96kHzリマスタリングで紙ジャケ化。
スティープル・チェイスは、以来500タイトルを数える規模に成長しているが、
今回は、その中でもより選りの名盤10Wが、オーナーで、プロヂューサーでも
あるニルス・ウインター本人(の立ち会い?)によるリマスターで登場した。

VACS1001 デューク・ジョーダン/フライト・トゥ・デンマーク
VACS1002 ケニー・ドリュー/ダーク・ビューティ(写真)
VACS1003 ケニー・ドリュー&ニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセン/デュオ
VACS1004 テテ・モントリュー/テテ!
VACS1005 デクスター・ゴードン/バウンシング・ウィズ・デックス
VACS1006 ケニー・ドリュー/イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
VACS1007 ジャッキー・マクリーン&デクスター・ゴードン/ザ・ミーティング
VACS1008 デューク・ジョーダン/トゥー・ラヴズ
VACS1009 スタン・ゲッツ/ライヴ・アット・モンマルトル(※2枚組)
VACS1010 テテ・モントリュー/テテ・ア・テテ

シリーズ評価 4 GOOD
紙ジャケの出来は、まずまず良好。ジャケの紙質がペラペラで安っぽいという声
も聴かれるが、オリジナル盤もこんな感じのペラペラのジャケなので、感じは充
分再現されていると思いますよ。ゲッツの2枚組の方は、ちゃんと紙質を変えて
あるし。
音は全体に良好。まあ、70年代の録音で、当時から音がよいことでも評判だっ
たスティープル・チェイスですから、元々のマスターの音質がよいことが第一に
あげられますが、ニルス・ウインター本人によるリマスターということで、思い
切りのよい音づくりが行われているようです。この辺は、好みの分かれるところ
だと思いますが、現代的な音になっていると思います。

シリーズで1枚
やはり、このレーベルを代表する名盤であるケニー・ドリューのブラック・ビュ
ーティと、デューク・ジョーダンのフライト・トゥ・デンマークの2枚は外せま
せん。
そのほか、テテ・モントリューのテテ!も個人的には大好きな1枚。スタンダー
ド曲を演っているですけど、どのテイクからも彼の個性が匂いたつ名盤です。

レア度(02/12)
人気盤のダーク・ビューティや、フライト・トゥ・デンマーク、ゲッツのライブ・
アット・モンマルトルは、そろそろなくなりますね。(W)。


ペイチ/SteepleChase/F.ZAPPA/other/PAGETOP
フランク・ザッパ 紙ジャケットシリーズ
01/9/21,10/24リリース \2427/w\3398 21w


8/29→9/21 10w 
VACK1203 フリーク・アウト!*(フリーク・アウト・マップ/ステッカー)(写真)
VACK1204 アブソリュートリー・フリー*(リブレットなし)
VACK1205 ランピー・グレイヴィー
VACK1206 ウィ・アー・オンリー・イン・イット・フォー・ザ・マネー*(カットアウトインサート/ステッカー)
VACK1207 クルージン・ウィズ・ルーベン・アンド・ザ・ジェッツ*(2インサート)
VACK1208 アンクル・ミート*(内袋/ステッカー/ブックレット)
VACK1209 ホット・ラッツ(内袋)
VACK1210 バーント・ウイニー・サンドイッチ*(内袋/ポスター)
VACK1211 いたち野郎*(内袋/ステッカー(スペイン語))
VACK1212 チャンガの復讐(内袋)

9/27→10/24 11W
VACK1213 フィルモア・ライヴ*(内袋)
VACK1214 ジャスト・アナザー・バンド・フロム・LA*(内袋)
VACK1215 ワカ/ジャワカ(内袋)
VACK1216 グランド・ワズー*(内袋/ステッカー)
VACK1217 オーヴァーナイト・センセーション*(ステッカー)
VACK1218 アポストロフィ’(歌詞カード(英盤?))
VACK1219 ロキシー・アンド・エルスウェア*
VACK1220 万物同サイズの法則*(写真)
VACK1221 ボンゴ・フューリー**(ステッカー)
VACK1222 ズート・アリューズ
VACK1223 イン・ニューヨーク

*はフランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション、もしくはマザーズ名義
**はザッパ/ビーフハート/マザーズ

シリーズ評価 4 GOOD

FZの紙ジャケが登場。限定各2000枚というふれこみ。当初はうれしいんだけど時期尚早なような気もしてい
た。なにしろ紙ジャケ化はやはり新規リマスターをともなって欲しいもの。これ以上リマスターしてもよくならな
いものはしょうがないが、今回は1993 年のFZ承認マスターを使用(一部96リマスター)。ほとんどが87-89
年のリミックス/リマスターであるため、やはり音質的にちょっとキツイ。FZのことであるから健在だったらリ
マスターくらいしていただろうと思ってしまう(いやいやそれではすまなかったかも)。理由は後述。
なのでLP、CDと聞き続けてきたファンは不満もあるだろう(父ちゃんネバーストップス、ですな)。

もちろん、LP/CDとも持っていたら紙ジャケは不要である、とは開設時からいっている探検隊のベーシックな
考え(トップページに長々と書いてありますが・・・)。1993承認マスターを使わず、アナログ・マスターを
使ってのリマスター/紙ジャケ化であれば、FZ本人はいざしらず、みなさん大歓迎であったのではないかと...。

それでもステッカーまで再現したのは紙ジャケでも新機軸だし、フリーク・アウトマップなどの特典の復刻は
うれしい。
LPもCDもすべて持っている人はともかく、私のようなCDは2〜3枚聴いてパスしてしまったものや、今ま
であまり聴いたことがなかった人には、FZを再認識するいい機会ではなかったかと思う。

FZの紙ジャケに関してある雑誌で、どうせならLPサイズのジャケにCD入れて売れば云々という記事があった
が、これではちぃ〜っとも面白くないのだ。
現在の流通フォーマットの中で復刻度を競うところがいいのである。
また再発LPのジャケはほとんどがよくない。サイズがでかいだけに余計印刷や紙質の違いが気になる。
現在の紙ジャケのレベルでは、むしろミニチュアの紙ジャケの方がいいものもある。
ま、この話、やりだすと長いからやめとこ。

んで、肝心の出来はどうだったのだろう?FZの質量とも圧倒的な諸作に関してレビューを書くなどお手上げ
状態だった探検隊に救世主があらわれた。探検隊内では”北の賢人”といわれておそれられている(冗談です)
zarank fuppaさんである。氏から貴重な検証データをいただいたのでそれをもとにレビューしてみようと思う
青字の部分。探検隊とごっちゃになってる部分もあるのだが、ご勘弁を。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
リイシュー盤について
ザッパのリイシュー盤の特徴として70年代初期までのアルバムはリバーブがかかっているものが多い。LRのバラ
ンスを変えたものもある。
'85年〜'86年に最初のリミックス/リマスターがありOLD MASTERS BOXシリーズ(・~ ・)で使用され(基本的
に2chマスターのリマスタリング)、それを定本にCD用に再リミックス/リマスターされた。

最初のオールドマスターズのBOX。

オールドマスターズ2。これのサンプラーはDJ御用達。

おーるどマスターズ3。ここまで持っていればFZの達人ですな。

HOT RATSではマルチから完全リミックスされたが、その他でリミックス例が多いのは4chで録音されたと思われる
ライヴ録音のパート。マルチからのリミックスだと思ってもリバーブとLRバランスの変更等だけという場合もあ
り、断定できないものが多い。
紙ジャケは'93年版CDと同じマスターを使用。少々レベルが大きく聞こえたりアタックが強めに聞こえるアルバム
はアメリカから送られてきたコピーを補強する為、マスタリングでいじった可能性があるが(予算がなくてシング
ルのマスターをアルバムに使う時なんかよくやります)、プレスの違いだけかもしれない。
紙ジャケのレーベル色はオリジナルに従って使い分けているようだが、verveやbizarreをイメージしにくいデザイ
ンの為あまり効果を感じない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
FREAK OUT!
オリジナルはモノとステレオで発売。(モノのみtoruble everydayのイントロにスネア一発がついてるのは有名)
ステレオはオリジナルの他、Old mastersのリバーブステレオ、CD 用のリミックス、その他初のベスト盤 
MOTHERMANIA用に幾つかの曲がステレオリミックス、の3種がある。
モノミックスが一番いいと思う。ステレオではMOTHERMANIAがいい。
CDではギターのファズがあまり感じられない。
紙ジャケは87年のCDとほぼ同じだが、じゃっかん低音が強調されているように感じる。

zarankさん所有のモノ盤。ちゃんとステッカーついてますね(紙ジャケで再現)。右は当時FZ唯一の承認ベスト、マザーマニア。

こちら探検隊所有の盤でも聴き比べてみました。
左から米Verveのモノ・オリジナルV5005-2 、ステレオ・オリジナルV6/5005-2、
右のCD上は87年の米RYKO DISC RCD40062、下は今回の紙ジャケ。
zarankさんのおっしゃる通り、モノのサイケ・ガレージぶりは圧巻。ファズの立ち上がりとバランスは他を圧倒。
モノのレーベル。品番以外に手がかりなし(クリックで拡大)。
しかしハンドメイド5チャンネルマルチを駆使したステレオ盤も捨てがたい。特に"..モンスター・マグネット"
はステレオが面白いと思う。
87年のCDと紙ジャケは同じリマスター。音質もほぼ同じだが、やはり紙ジャケの方が低音が強調されているよ
うだ。これは今回全体的にいえること。どちらがいいかはお好み次第か。

ジャケット
モノ/ステレオではアメリカ盤ではおなじみの両盤兼用仕様。紙ジャケはステレオを元にしているようだ。モノは
上にずれ過ぎていてバランスがいまいち。
ステッカーは結構いいかげんでフロント・ザッパ右横をよく見るが、裏ジャケ真ん中に貼ってあったりもする。
OLD MASTERSではfreakout hotspotの申し込み説明の所に注意書きがあり「あわてんな、 MGMに金を送っちゃい
けないよ。」みたいな事が書いてある。

この部分はverveからの再発では削除され空白になっていた様だ。
オリジナルレーベルではTROUBLE EVERY DAYがTROUBLE COMIN' EVERY DAYに、
HELP I'M A ROCKは
OKAY TO TAP DANCE, 
IN MEMORIAM,EDGAR VARESE', 
IT CAN'T HAPPEN HEREの3パートの組曲になっている。
SON OF MONSTER~も
RITUAL DANCE OF THE CHILD-KILLERS, 
NULLIS PRETIIの2パートのクレジットがある。
OLD MASTERSでは最終曲のタイトルがなぜか「CREAM CHEESE」になっている。

紙ジャケ
当然verveのロゴは無し。写真も粗い感じ。OLD MASTERSもあまり綺麗な複写ではなかったが(旧CDと同じ感
じ)、紙ジャケは色味はいいが同じ程度。CDでは現行プラケースが一番綺麗。
上記写真の4点では、87年のCD以外はほぼ同じ色味(写真では中央ステレオ盤がフラッシュで色味が変わっている)。
87年のCDはハレーションを起こしたようなハデハデなものになってしまっている(80年代リマスターっぽい
が)。紙ジャケの方がましで、紙に対する色ノリはともかく、忠実に再現されていると思う。
現行盤は探検隊は未確認。

FREAK-OUT HOT-SPOTが付いたのは素晴らしい。今ではこのマップ付きだと$200近くするらしい。
単色刷りでOLD MASTERB BOX 1とBEAT THE BOOTS!#2で掲載された事はあるがカラーでは初めてだと思う。

確かにこれは素晴らしい。CDを持っていた人もこれのためだけに買い直したのではないだろうか。
上の写真は左がそのマップと紙ジャケのご案内部分。右は上からモノ、ステレオの同部分。

また日本グラモホンから出た最初の日本版は綴じ込みブックレット付で解説は植草甚一。
今や帯付きの美品ならゆうに20万はするとのこと。どしぇ〜。
フリーク・アウトについてはこちらもどうぞ。
ヴァーヴとヴェルヴェット
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ABUSOLUTERY FREE
FREAK OUT!同様モノとステレオ、Old masters/CD用のリバーブステレオがある。リマスターはLチャンネルが小さ
く、同じくギターのファズがあまり目立たない。 Old mastersではテープヒスがへばりついてるのがはっきりわか
るが、CDでは目立たなくなっている。モノミックスはステレオをミックスダウンしただけだと思う。
モノ盤のジャケ

ジャケット
縦型の見開きの為モノでは背のタイトルが表下部にずれている。
Oldmastersでは歌詞集の申し込みの所がFREAK OUT!同様の注意書きがある。

紙ジャケ
写真が粗く、ジャケ中央部の横にスライスしたような効果が半減している。

内ジャケメンバー写真も汚い。

このアルバムも申し込むとリブレットが送られてきたようだ。紙ジャケにはついていないが、フリーク・アウト・
マップ同様、是非これも復刻して欲しかった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
LUMPY GRAVY

オリジナルはステレオとモノが発売されたとされているが現物未確認。 Old mastersと最初のCD(moneyとのカッ
プリング盤)はリバーブステレオ。
現行版は1984REMIXとあるがリバーブが無く、おそらく2chコピーマスターを元にしていると思う。ただしoh no
はじめ数曲がモノラルになっている。
現行版のトラックは2つだが、indexで細かく別けられている。
(私のプレーヤーではindexナンバーが使えるが今でも使える機種はあるのだろうか?)

探検隊でも聴いてみた。左がzarankさんに「たまには聴いてみてください」といわれて引きずりだしてきた米ステレ
オ・オリジナルVerve/V6-8741。確かにこのモノ盤は見たことない。一体何枚売れたんだ?
で、ひさしぶりに聴いたら、すごいな、このアルバム。私の好きなFZは変態悶絶リズムチェンジを伴う現代音楽/
ジャズ・ロック部分があるものなのだが、ついにここで実現されている。それまではメンバーの演奏技量のためか
表にあらわれてこなかったFZの変態スコアが西海岸のスゴ腕ミュージシャン/オケを伴って炸裂(一部だが)。
これをやらせたCAPITOLもすごい。FZの天才ぶりを確認するのには最適な1枚かも。
こんなことをやってたのだ、当時。イアン・アンダーウッドがオレにもやらせろ、といってきたのも納得。

で、ステレオ/モノの問題だが
Track1-Index3が指摘の通り、紙ジャケではモノになっている。テーマの部分で。
モノも迫力があっていいが、オケでもあるしステレオも捨てがたい。
後年「いたち野郎」などであらわれるこの”オーノー”のテーマがこのままでは....。
1-10のガスステーションの冒頭もなぜかモノ。
こりゃいかん。これはステレオの方がいいよ。
zarankさんに確認してみたところ、最初のマニー・カップリング版CDとOLDMASTERSはステレオとのこと。また、
「モノでもカッコいいんですが、ステレオと混じるのは良くない。これに限らず、まともなステレオ音像と並んで
モノが来るとイマイチ分が悪いと感じる」との意見もいただいた。

 2-10(ラスト)のテイク・ユア・クロージズ・オフはもともとモノ。
しかし何故か紙ジャケではちょっと広げられて左からセンターによっている。
その前の2-9からLPに比べて極度に左よりなのだが、これはモニタリングミスなのだろうか?

これはOLDMASTERS、カップリングCD共に同じ状態だそうだ。ミスか元のコピーマスターが寄っていたのか、どち
らかではないか、とzarankさんのご意見。

ジャケット
ここからカル・シュンケルのデザインが始まる。このアルバムのみブルー・ヴァーヴではなく黒ヴァーヴ。カタロ
グナンバーも5000番台ではなく8000番台。

紙ジャケ
ジャケはCDでは始めてオリジナル復刻になった。(下の現行盤では右側のタイトル他文字が中央よりに移動している)

忠実に復刻されてはいるがやはりちょっと粗めの複写。残念。レーベルは黒verveでリリースだったので黒を基調
にしている。
ちなみにリリース順としては4枚目のアルバムだが、カタログ番号が3つ目になっているのは何か意図があるのだ
ろうか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
WE'RE ONLY IN IT FOR THE MONEY

オリジナルはモノ・ミックスもあったようだが未確認。ステレオ(Verve/V6-5045)は2種類あるようで 一つは
MGMが勝手に検閲したヴァージョン(A面最後に逆回転で検閲部分が入っている)(マトリクス末尾がREV-F)。

2つめはさらに検閲されたヴァージョン(逆回転も無し、マトリクス末尾がREV)。「さらに検閲されたヴァー
ジョン」は未聴。イギリス盤などにも使われたようだ。
マトリックスがREV.で終わる「さらに検閲ヴァージョン」は
”Who Needs Peace Corps?”で
   I will love the police as they kick the shit out of meが消されている
”Let's Make The Water Turn Black”で
   And I still remember からat ED's cafeまでが消されているとのこと。
   意味は紙ジャケの歌詞カードをごらんいただきたい。

MOTHERMANIAに別編集のモノミックスが数曲ある。
'85年にオーバーダブ/リミックスされたものがOld masters用に作られ、最初のCDにも使われた(LUMPYとの
カップリング盤 下の写真)

'95年の'93リマスター発売時にこのアルバムのオリジナル2chのコピーマスターが発見され、実際検閲ヴァージョ
ンが初CD化(とLP再発)された。
ものすごく音のいいトラックもあったが、半分ぐらいのトラックで盤起こしのようなノイズが聞こる。ホントにコ
ピーマスターを使った音なのだろうか?

ジャケット
カット・アウト・シート付き。Old mastersのものはドン・プレストンの歯抜けを強調するかのように黒く着色(笑)。

ついでにジミーカールブラックにも水色に着色。(意味がわからん…)
内ジャケサージェントペパーズのパロディ中、マネージャーのハーブ・コーエンの顔がOld masters以降隠されている。

現行'95年盤以降はハーブの娘(ジミヘンに抱かれている女の娘)の顔も隠される。

ステッカー付きはあまり見かけない。どの辺に貼ってあったか忘れてしまった。
TELEPHONE CONVERSATIONはOLD MASTERS以降でクレジットされるようになり、CD でもトラックナンバーを割り
当てられている。他にもGARY KELLGREN'S OPINONというのがあったのだがCDでは無視された。

紙ジャケ
ジャケはほぼ完璧に復刻。粗さはこれまでと変わらず。
内ジャケのBIZARREのロゴは当然消されているが、記念すべきBIZARREプロ製作第1 弾として意図的にミスっても
らいたかった気もする(許されないか…)。

内ジャケのハーブ・コーエンは隠されていない。再発の際に隠したのは、ザッパが嫌って隠したのかもしれないのに。
しかし娘の顔を隠さなかったのは肖像権とかで問題にならないのだろうか?心配。
エリック・クラプトンのクレジットがあるので気になる人もいるかもしれないが、”鼻で記憶している...”で
「GOD ,IT'S GOD」などとといってるだけ。ギターは弾いていないのでご安心を。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
CRUSING WITH RUBEN & THE JETS

モノミックスのリリースはここまで。イギリスでは次のMOTHERMANIAも出たようだ。マニー同様Old masters以降
はドラム/ベース差し換えミックス。旧RYKO盤と現行リマスターは基本的に一緒だが現行盤の方が音が太い。 
FREAK OUT!等も同様なのだが、同一マスター使用の中ではこれが一番差を感じる。

ジャケット
おまけのシート付きは中古市場で見た事ないぐらいレア(プロモのみと書かれていた本もあったが)。OLD 
MASTERSで復刻され、現行盤にもトレイ側に印刷されている。ステッカーはTHE JETSのSの下辺りに貼られている
のをよく見かけた。(ドイツ盤はステッカーごと印刷だったはず)BIZARRE/verveロゴはフロント右下。

紙ジャケ
完全な復刻。ただ裏ジャケのザッパのソフトフォーカスがかかった写真がつぶれてあまり綺麗じゃないのが残念。
おまけのシートは紙ジャケでは2枚だが、3枚説あり。で、プロモとまたまた通販のみの特典だったという話もある。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
MGM/Verveその他

MGM/Verveのレーベルには
1.A DIVISION OF METRO-GOLDWYN-MAYER,INC.と入ったもの

2.MGMの住所(SUNSET ADDRESS)が入ったものがある。

2の方が後。
カタログ番号末尾にXが付いてないものがオリジナルと言われているが、FREAK OUT!以外では(レーベルの違いに
関係なく)付いてないのを見た事がない。
イギリスでは英Verve/EMI RECORDSから発売されていたが'70年代に英Verve/POLYDORから再発。背などに 
POLYDOR SELECTの文字がある。
その後は英Repriseだが、「アンクル..」のみPYEに断られてTRANSATLANTICから発売された。
日本は「...マネー」まで日本グラモフォン。
「ランピー...」、「ルーベン....」(と「マザーマニア」)は日本未発売。
「アンクル..」がビクター。
「ホット・ラッツ」と「バーント...」が未発売(なんてこった!)
「いたち野郎」から後はちゃんとワーナーが出してくれたが、「スリープ・ダート」と「オーケストラル・フェ
ヴァリッツ」は当時出なかったのだ。
また「200モーテルズ」も日本未発売だった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
UNCLE MEAT

ここからレーベルがBIZARRE/REPRISEになりWARNER配給。

MGMよりワーナーのプレスの方が音がいい気がする。録音のせいだろうか?
86年のOLD MASTERSリマスターはリヴァーブステレオ。
初CD化はOLD MASTERSリマスターを使用し、一部リミックスされた楽曲が出てくる。'93年版ではオリジナルマス
ターを再使用した曲がある。

ジャケット
12ページのブックレットは初回のみ。最初のCD化の際に再編集。但し白黒。'93年版でカラー化。ステッカーは左
上に貼ると良いだろう(誰も貼らないと思いますが)。
インナーカバーは茶色がオリジナルだと思う。中古で出まわるのは白黒が多い。

茶黒と白黒の真空製造器インナー(中央紙ジャケ付録)。白黒が後年で、裏にサンプラー「ZAPPED」の通販申し
込み用紙がついていた(1$だ!)。

日本版LPはステッカーごと印刷。カバー全体を覆う当時のビクターの帯びが付いていたと記憶している。
このビクター・カバー帯はジェスロ・タルのユニオン特典で復刻された。「アンクル・ミート」でも特典にして欲
しかったが、時すでにおそし、といったところだったそうな。

紙ジャケ
背の部分がフロント部分のコピー&ペースト。オリジナルとは全く違う。
紙ジャケは'93年版CDを元に作ったと思う。
ブックレットは真ん中の紙が逆折りになっていてページがバラバラ(3ページめが10ページになっている)。但
しオリジナルでも間違ったものがありそうだし、あまり順番も関係ないので気にならない。細かい文字はさすがに
読めない。
内ジャケ中、楽曲出版に関するクレジットは消してあるが、その他はそのまま。

いやぁ、zarankさん素晴らしい。是非皆さんも紙ジャケ比較検証をしてみて欲しい。好きなアーティストだったら
自分でやった方が絶対面白いと思う。それで、ぜひ探検隊に結果を教えてください〜(身勝手)。
さて、ここらでヨタ話をひとつ。
前に新着情報で、某雑誌に頼まれてザッパをコピーしたことがある、で、地獄だったと書いた。何が地獄だったか
というと....。
まず当時はテープ。テープのスピードを落とせば、音は採れる。音のつながりは書けるのだ。
なんだけど、小節線が引けな〜い!!一体どこに引けばいいんだ?大体何拍子なんだよぉ〜。
16分の12拍子と16分の5拍子なの?それとも16分の17拍子なの?7連11連なの?もっと細かいの〜????
てな感じで、地獄でした。
音が採れるので、まぁコピーはできる。うまいかどうかは別として弾けるようにはなるだろう。でも、譜面にでき
ないのだ。
困った。FZの楽譜集が出てるのは知っていたが、それを見てしまったら仕事にならない。ただの書き写しだ。
見ることはできない。結局どうしたかというと、FZが譜面を前にしている写真を穴が空くほど眺めた。ボケてる
ので、もちろん何の曲かはわからない。でも大体、小節の区切り方のクセ?というか傾向はわかる。
またテリー・ボジオがインタビューで、「FZのオーディションを受けたとき、最初に渡された楽譜が16分の21
拍子だった」という発言などを参考にした。フンフン、なるほど、やはりけっこう大きくとっているのだな、小節
を。
で、この頃から顕著になるFZのテーマのあつかい。同じテーマが後年まで何度も出てくる。「アンクル...」では
「キング・コング」が有名(ブックレットに譜面がのってる)。ブリッジやリズム・チェンジ、ライブでの間奏な
どに何度も顔を出す基本テーマがあるのだ。
FZのライブ盤はこのテーマ/モチーフを覚えると俄然楽しくなる。曲名がちがえど、色んなところで大体何か出
てくるからだ。
ヒット曲のなかったFZだが、こうした執拗なテーマの使い回しでわれわれに聞き易さを残してくれたのだろうか?
ワグナーのライト・モチーフ的というか、しつこさから考えるとブルックナー的でもある。ブルックナーはとにか
く同じ曲を何度も何度も版を変え、しかもどの曲にも同じ様なモチーフがあらわれるという偏執狂的な作家。死ぬ
までやってた(だからFZも紙ジャケ化するなら、またしてもリマスター以上のことをしたのでは?と思ってしま
うのだ)。

で、このテーマをもとに符割りとか考えるとけっこうスンナリいったのである。ありがとうFZ!
でも一番助かったのは、鉄壁のリズム感を誇るルース・アンダーウッドの存在。
彼女のマリンバに代表される鍵盤打楽器は、ライブでもまったく乱れないのだ。採譜しやす〜い。
ジョージ・デユークがタメようが、ボジオがよれてずれようが、おかまいなく変態悶絶テーマを引ききってしま
う。快感である。
したがってわたしにとって、ルースこそFZの音楽の水先案内人だった。
後年、鬼のようにリリースされたライブ盤でも、ルースが参加しているのを買えばわたしは満足できた。
で、そのイアン・アンダーウッドの奥サマ、ルースが初めてフィーチャーされたのが、この「アンクル・ミート」
なのである。
世間的には「フリーク・アウト」にすべてが内包されているといわれているが、ルースがいないので個人的には
チョト違う(ランピーの鍵盤打楽器は、らしい、が)。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

HOT RATS

'86年のOLD MASTERSリマスターはリヴァーブ付き。
'87年のCD化で完全リミックス。オリジナルが跡形もない、と言われたが半分ぐらいはオリジナルを元にリミック
スしたと思う。どれが一番良いかは難しいところ。長くなった曲もあるし、復活した音(か、オーバーダブ)が
入った曲もある。
'93年版も基本的に同じマスター。音圧が増した。
'87年にアメリカ初(?)のCDVを計画していたPEACHES EN REGARLIAはオリジナルミックスを使用。結局中止に
なってBABY SNAKESのビデオのボーナストラックで発売された。

紙ジャケ
このアルバム以降クレジットはマネージャー、THIRD STORY MUSIC、BIZARRE PRO、 PRINTED IN USA、ワーナー
関係のクレジットが消える。
内右ジャケ左上にPHOTO:BRUCE LINTONの手書き文字があったのが消えている。第1弾の中では綺麗な仕上りだと
思う。
その通り、どっかの雑誌が色味が違うとか書いていたが、写真でごらんの通りほぼ忠実にオリジナルを再現してい
る(ちょっと色ノリが悪く、薄めだが、満足いく仕上がりだ)。

左がBizarre/Reprise:RS6356の米オリジナル盤。モデルはGTOズのクリスティーンちゃん(安上がり?)。

紙ジャケは96年のリマスターとクレジットされている。93年に承認された96リマスターとはこれいかに。
90年代初頭にCDの評判を聞いて買った時は、つまんなかったので売り払っちゃったのは前に書いた通り。
今回、紙ジャケ版でちゃんと聴き比べてみた。
このアルバムは好きだったのでわりとこだわって買っていた。米盤で3回買い直し(ま、安かったんですけど
ね)、結局たどりついたのがやっぱりマトリックスの枝番が1のファースト・プレス。
CDのMIXも面白くて楽しめる。音の分解はいいし、クリアーだ。だがそれがどうした?って部分もあったりし
て。コピーしたりヘッドホンで聴いたりするにはいいだろう。だが最近年とったのか、各楽器の分離とかはどうで
もよくなっちゃったのだ、わたしは。
サウンド全体で聴いてノレて、聞きあきないのはやはりファーストプレスの方。
具体的な例でいうと、CDの”ピーチズ・・”はテーマ・メロの楽器が分離しすぎてチープだし、なにしろドラム
にこくがない。 80年代風の安っぽいハデめなドラムサウンドに偏ってる点が多いに不満(リミックス当時はよ
かったんだろうけど)。
MATRIX1の衝撃度はすべてを上回るのだ(しかもリプライズ系はプレスが変わるといきなり盤質が落ちる)。
クラブでかけようと思ってるヤツはちまなこになって探すべし!

でもね、だけどね、米盤は小さな音で聴くとしょぼいんですよ。ウチみたいな小さなウサギ小屋では。クラブなみ
とはいかないが、ある程度の音量は必要です。
なので、英盤LPが重宝されるんですね。英オリジナルはREPRISEの3色レーベル。米盤の3倍くらいするけど、
こっちの方が評判いいみたいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
BURNT WEENY SANDWICH

'86年にリバーブ付きリマスター。'90年のCD化で再リマスター。'93年版は'86リマスターのクレジットがあるが
'93年版。(小さな家のピアノイントロとギターのブランクの長さで断定。オリジナルと'86年リマスターは一緒。
再リマスターは短い)。SYMPLY VINYL が出したアナログもCDと同じマスターだったと思う。

ジャケット
BIZARREのロゴが消しにくかったのかOLD MASTERSと'90年版CDではジャケの一部をコピー&ペーストで消してい
る。

'93年版はオリジナルのネガを使っているのかロゴがきれいに消えている。'90年版は内ジャケを再編集。

紙ジャケ
ジャケットのフロントは上下の処理等を見ると'93年版CDを元にしてると思う。内ジャケはオリジナルとほぼ一
緒。写真は粗い。背のタイトルは上部に寄りすぎた感じ。
ポスターが復刻されたのは素晴らしい。OLD MASTERESにも付いてたが。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いたち野郎

OLD MASTERSはリヴァーブ・リマスター。CD化でDIDJA GET ANY ONYAがロング・ヴァージョンになった(ガス・
マスクも少し長い)。CDではリミックス曲、バランスだけ変えた曲等が出てきた。SYMPLY VINYLが出したアナロ
グもCDと同じマスターだったと思う。

ジャケット
初のシングル・スリーブ。裏ジャケ中央は2NDでも見られた横にスライスしたようなモノクロ写真。日本盤は右下
に'70年代のマザーズの写真が加えられている。

左から米2版MS2028(オリジナルはRSLP2028だが、すぐに品番体系が変わりMSになった)。右が日本ワー
ナー版 P8003R(2000円 解説:水上はるこ)。裏ジャケの写真は指摘の通り。
なんかジャケの色味が米盤は濃く、違う人種になっているのだが、初版じゃないからかな〜。いずれにしろネオン
・パークののぞんだ色にはなってないと思うが。

紙ジャケ
アルゼンチン盤の吹き出しがステッカーで付いている。本物もステッカーだったのか、位置はどこだったのかも忘
れてしまった。何か本に載ってたと思うのだが…。裏ジャケの写真はオリジナルからとは思えないぐらいスライス
した感じが見えない。
ところでこれのみビニールバッグが違いました。のりがふた側につくタイプの袋です。どうしてかな?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
チャンガの復讐

CD用のリマスターはミックスが変わったと思うぐらい質感が違う。リミックスもあるかもしれないが判断つかな
い。OLD MASTERSより良いとはあまり思えないが。

ジャケット
表の縦にスライスした写真は最初のCDではただのモノクロ写真の様だ。'93年盤はオリジナルの雰囲気に近づいた。

紙ジャケ
表ジャケの写真はイマイチ。内ジャケの左端は反転させて幅を合わせている。これは日本盤LPやワーナー系の紙
ジャケでよくみかける処理ですね。「危機」の右端なんかは、わけのわからないモノになってましたね。まっ、い
いですけど。

昔からチュンガだかチャンガだかよくわからんアルバム、という印象。
今回は5枚買うとこの別ジャケ(英盤の色違い)がもらえるとのこと。忘れずに送らなきゃ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第2弾 70年代

紙ジャケ第2弾にあたるのは、オリジナル・マザーズが解散し、BIZARREレーベルから DISCREETレーベルに変わる
時期。
訴訟問題などがありDISCREETが使えずWARNER BROS.から出たものや、映画がらみで UA/MGMから出たものもある。

CD化に関する事も複雑。
CD化はアメリカRYKOより'86年9月に始まった。
その初期に発売されたタイトルは後にリミックス/リマスター(UMRK REMIX)され、イギリスZAPPAレーベルか
ら発売される。(ジャケは基本的にRYKOの複製。あまり綺麗ではない)
ヨーロッパでは一部のアルバムがEMIと配給契約の時期にリリースされたものもある。(紙ジャケで該当タイトル
は無し)。
私の記憶ではドイツ盤「イン・ニューヨーク」(1CD)があったと思うが、勘違いだろうか(zarankさんに聞い
てみたところ、ブートかも、ということでした)。

CD化は途中でBARKING PUMPKINレーベルからのリリースになる。
'93年ザッパが最後のツアーに出る直前、すべてのアルバムのオーバーホールが開始される(生前に完了していた
かは不明)。ここでもリミックス/リマスターが行われた('95年発売)。
'96年に限定GOLD CD(SBMリマスター)でAPOSTROPHE(')とONE SIZE FITS ALのみリリースされた(デビッド
・ボウイやコステロも出たシリーズ)。

'98年、RYKOは2作ほど密かにマスターをオリジナルに取り替える(紙ジャケで該当タイトルは無し)。GOLDの2
作も通常盤で使われるようになった。
紙ジャケは'93年マスターを使用。

リマスター時のリバーブについて
紙ジャケ化された21タイトルのリマスターのほとんどがリミックスか、オリジナル2chマスターにリバーブをかけ
たもの。ここではリバーブのみの場合はリバーブミックスと呼ぶことにする。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Fillmore East, June 1971/フィルモアのマザーズ1971年6月

‘86年のOLDMASTERS BOX 2で初リマスター。リバーブがかかっているかは判断できなかった。A面ど頭がわずか
に欠けている。
CDでは直っている。A-B面でWILLIE THE PIMPが途切れているのを繋げているが、繋げたというよりB面パートを
無視して2曲目に飛ばしただけ。
オリジナルはA面からの流れを作る為に付けたのだと思うので、CDでカットはザッパにしてみれば当然だったのだ
ろう。味気ないけど・・・。
音質的にはオリジナル>OLDMASTERS>CDだと思う。
この時の他の曲(ジョン&ヨーコの共演含む)は後にPLAYGROUD PSYCHITICSで発表される。映像もあるが未発表。

ジャケット
OLD MASTERS BOXでは細かいクレジットの削除、訂正などが入りった。

”PEACHES"のつづりを直している所など、なかなか笑える校正。
だが、このアルバムの校正に関していえば、これ。

レノンによる赤字校正が入っちゃったヤツ。
左がレノン/ヨーコの「サムタイム...」英APPLE(PCSP7161/2)と問題のその内袋。右が日本ワーナー版
P8151R(2000円)。裏ジャケはもっとグシャグシャ。

D面にレノン/ヨーコとマザーズのライブ(71年6/5)が収録されているが、このアルバムに関して後にFZ
はレノンを糾弾。でもこの赤字が理由じゃないと思う。

日本版は規定文も手書き風だった。これはけっこういかしてた。

紙ジャケ
なかなかの復刻度。フロント左上にもカタログナンバーが欲しかったところ。
そのうち汚れでいっぱいになりそうなのもオリジナル通り。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Just Another Band from L.A./LAからやってきたバンド

‘86年OLDMASTERSリマスターはリミックスかLR反転リバーブミックス。判断できなかった。 CDはリミックス。
元々が4ch録音だったので何とか音質的改善をしたかったのだと思う。
一部の曲はLPより良いと思う。全体的には前作同様オリジナルが一番だと思う。
この時の他の曲は後にPLAYGROUD PSYCHITICSで発表される。

ジャケット
フロント右下のジャケット解説は、最初のCDでは(大きめに)普通の字体に変更。

'93年版のフロントは無し。4つ折りブックレット内側でオリジナル復刻。

紙ジャケ
フロント右下の文字は読めない。'93年版での削除は正解だったのかも。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Waka/Jawaka/ワカ・ジャワカ−ホットラッツ

オリジナルはドライなミックス。'87年OLD MASTERSリマスターはリバーブミックスで CD にも使用。かなり深め
にリバーブがかかっている。OLD MASTERSはLR反転。

ジャケット
カタログナンバー的にはGRAND WAZOOの次(MS2094)だが、発売は先。同時進行で作られたと思う。ジャケに
共通するものが描かれている。
裏ジャケの“THIS ALBUM IS DEDICATED〜”がOLD MASTERSではWASに手書きで直している。細かい。

紙ジャケ
完璧な復刻。ただ裏ジャケ左下、枝についたタグの文字はさすがに読めない。
このアルバムに関してはLPが圧倒的にいい。ドラムがすばらしいのだ。エインズレー・ダンバーのファン(おれ
だけ?)は必聴(zarankさんも、やはりこのアルバムはオリジナルLPを推奨している)。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
The Grand Wazoo/グランド・ワズー

'85年CD用にリマスター(リバーブミックス)。音は良くない。
'87年OLD MASTERSIIIリマスターも同じミックス。わりと改善された。
'90年イギリスでの発売用に再リマスター(通称UMRK REMIX)。リバーブミックス使用で1,2曲目の順番が入れ替
わっただけ。'93年版もこのマスター。

ジャケット
右上の壊れた塔(?)に書かれているカタログ・ナンバー、repriseロゴは最初のCDとOLD MASTERSで消された。
‘93年版CDは、REPRISEロゴがRYKOに変更、その上のBIZARRE のイラストも消えた。

紙ジャケ
フロント右上、カタログナンバーは消しているが、イラストBIZARREは復活。
タイトルが書かれた建物の一番上の部分はコピー&ペースト。背の部分もコピー&ペースト。決してオリジナル通
りとは言えないが重箱の隅程度。ステッカー付き。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Over-Nite Sensation/興奮の一夜

オリジナルはステレオと4ch盤で発売。通常ステレオも4chも同じマトリクスを持っている。つまり全部4ch盤とい
う事になる。(苦労して探したのに・・・)
カタログナンバーが変わってからの版も同じ。ただしすべて通常のステレオシステムでの聞き比べである。
最初のCDはAPOSTROPHEとのカップリング。音はショボイ。ヴォーカルにはっきりとリバーブが確認できる。OLD
MASTERSIIIも同じミックスのリマスター。
'90年のUMRK REMIXはオリジナルマスターからの再リマスター。納得のいく音質になっている。
'93年版はもう少し落ち着いた音のリマスター。DINA-MOE-HUMMはわずかに早めのフェイドアウト。なぜか
MONTANAのレベルが低い。

ジャケット
4ch盤はQUADROPHONICのマークが右上に有り。

最初のCDはDISCREETのロゴが残っている。'93年版ではDISCREETのイメージに近いRYKOのロゴがある。

ただし、初期盤のみ付いていたプラケ全体を覆う帯のみ(日本盤は輸入仕様だが帯なし)。

本体ジャケは8つ折りになっていてロゴもない。

紙ジャケ
ステッカーが何よりも珍しい。はじめて見た。レーベルロゴ等を省けばオリジナル通りの復刻。ただオリジナルUS
盤より紙質が高級過ぎる(言いがかりというか、贅沢というか…)。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Apostrophe (')/アポストロフィ(')

2chステレオと4chは全くの別ミックス、別編集。QUADROPHONICの質が良くない為に2chは別に作ることにしたの
かもしれない。4chは1曲目のドラムが入ってくるまでが1小節長い。

最初のCD(Over-Nite Sensationとのカップリング)では、4chミックスのリマスターでリバーブがかかっている。
音質は良くない。OLD MASTERSで再リマスターされるが、何曲かRチャンネルにドロップアウトあり。
'90年のUMRK REMIXはオリジナル4chマスターからリマスターだと思われる。格段に良くなっている。
'93年版リマスターはなぜか最初のCDミックスに戻ってしまう。
'96年GOLD CD以降はオリジナル2chマスターを使用していて、LPよりも良い。
全部で7種類。Foo-EEEって感じです・・・。

ジャケット
4ch盤は前作同様QUADROPHONICのマークが右上に有り。2ch盤にDISCREETでのリイシューあり(カタログナンバー
の変更)。
オリジナルUS盤には無かったと思われる歌詞カードがあり、OLD MASTERS BOX ・で復刻されました。ディスクユ
ニオンの紙ジャケ特典によりUK盤がオリジナルである事が判明。(これがわかっただけでも嬉しい特典でした。そ
んなの私だけでしょうが・・・)

紙ジャケ
なぜか'93年マスターを使っている。間違ったマスターが送られてきたのだろうか?
'93年CDからの盤起しと思うのは考え過ぎだろう(私だけでしょうが…)。
この音ならジャケにQUADROPHONICロゴが欲しかったところ。
オリジナルより赤みが出てOLD MASTERSに近い。裏ジャケに久々にハーブ・コーエンのクレジットあり。ジャック
・ブルースの所属レコード会社(windfall)等は消えている。

日本版では本作より八木康夫が解説に登場。

左がその日本ワーナー版P8467Dとイラストがたっぷり入ったすんばらしいライナー。右が八木康夫の著作を集め
たZAPPA BOX(白夜書房)。

3000部限定で、奥付に通しナンバーが貼ってある。とりあえずバイブル的存在。限定で1万円もしたのに、けっ
こう友だちの家にいくとあった。え、お前も買ったの?って感じ。私の周りだけだと思うが...。
(zarankさんも当然のように買っている。
「ZAPPAVOXを買ったのが原因で父親と口を聞かなかった中学2年の冬。(笑)
吉祥寺駅前で剥き出しでZAPPAVOXを抱えて走ってる人を見ました。万引きか・・・(笑)」)

こちら日本版(CBS25AP2362)の「○△□」についていた「マンコ・カパックの友」の特大ポスター解説。
当時のCBSはえらかった。右は娘Zとの12インチ。昔はこのおやじ〜と思っていたが、私も娘が生まれてこの
ジャケの気持ちがわかりました。しつこいようだが名盤。写真に写ってるCDは音質最悪、品番省略。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Roxy & Elsewhere/10年目のマザーズ・ロキシーライヴ

オリジナルは2枚組。各面の最初にザッパの語り(PREANBLE)があった。 CDではクレジットが無く、トラック別け
されることもなかった。
OLD MASTERSはリバーブミックス。このリバーブが会場を結婚式場の様な雰囲気を醸し出していて良くない。オリ
ジナルのドライな音の方がいい。
最初のCDはBARKING PUMPKINから。OLDMASTERSと同じマスター。 
'93年盤ではなぜかCHEEPNIS1曲だけリミックス。それ以外は同じ。

ジャケット
CDは内ジャケを再編集、裏ジャケに新たな一文が加わった。

'93年盤では削除された。っていうか見逃したんだと思う。

紙ジャケ
'93年版リマスター使用。ジャケットもオリジナル通り。

死の直前、この時のライブの続編(1枚もの)が出来上がっていた。結局リリースされていない。
ビデオが今年(2001年)リリースといわれていたが、zappa.com.でわずかに公開されただけに終わった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
One Size Fits All/万物同サイズの法則

'87年OLD MASTERSリマスター、リバーブありだと思う。CDも一緒。
'96年GOLD CDはオリジナルマスターからリマスターだと思う。低域が持ち上げぎみ。ザッパが生きていたら考え
られない音だと思う。(そう、ザッパの'80年以降の音は下があまりない。軽いというか…)

ジャケット
裏ジャケのインチキ星図はオリジナル→OLD MASTERS BOX ・→'93年盤の順に星の増加、移動等がみられる。
('96年GOLD CDは'93年版を流用。)

米オリジナルDiscreet DS2216と紙ジャケ。裏の星座はいっしょ。

OLD MASTERS BOX ・

88年版CD

95年版CD

1:PUMPKIN(818)  2:Unit  3:LALA  4:KNARF(uview) 
5:Ahmet  6:Dogess7:DIVA  8:DWEEZIL  9:Gorgo  
10:RDNZL  11:HONKLESS(galaxy)
子供たちの名前や曲名なんか。大山甲日さんじゃないのでよくわからない。
'95年版では1がzappafrankに、2が大文字になっている。

紙ジャケ
'93年版リマスター。裏星図を含めオリジナル通り。内ジャケの紙質を変えてあるのはオリジナル通りで良い。オ
リジナルの方がザラザラ感が強い。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Bongo Fury/狂気のボンゴ

OLD MASTERSはリバーブミックス。ビーフハートの吠えが遠吠えぐらいになったのが悔しい。CDも同じ。'88年版
CDと'93年版CDは3・4曲目の別け方が違う。'93年版ではザッパの語りから4トラックめになる。

ジャケット
ジャケ中央・上にプラスティック・ステッカー。日本盤はステッカーごと印刷してあった。ちなみに「来日記念
盤」だった。アーティスト名がZAPPA/BEEFHEART/MOTHERSになるが、'93年盤CD最初の版ではミスで背から
MOTHERSが抜けている。

紙ジャケ
ステッカー付き。まぁいい出来だと思う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Zoot Allures/虚飾の魅惑

唯一ワーナーブラザーズレーベルからでたアルバム。オリジナル、OLD MASTERS、CD の3種。
OLD MASTERSリマスターはLR反転、リバーブミックス、オリジナルの混在。 CDも同じ。
このアルバムに関してリマスターよりも曲のEDITが大きい。
OLD MASTERSでEDIT。CDで更にEDIT。わかりやすいのは最終曲DISCO BOY。オリジナルはリズムボックスのイント
ロ付き。CDは間奏も短く編集。 EDITは正解でも音質はオリジナルがいいと思う。

ジャケット
写真のメンバーを間違って書かれたライナーがあった。正しくは左からPatrick O'hearn、 Terry Bozio、FZ、Eddie
Jobson。
OLD MASTERSの複写は汚い。裏ジャケ上下のクレジットも茶色のベタで塗りつぶしている。

紙ジャケ
カバー写真は'93年版よりも綺麗。レーベルの色も変えている。が、オリジナルとは全然違う色使い。
ここまできて、やっと紙ジャケが入っている袋の違いに気づいた。シングルジャケとダブルジャケの違いですね。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Zappa in New York/ザッパ雷舞イン・ニューヨーク

DISCREETレーベルが復活。元々'77年にリリース予定だったものが、ワーナーに延期させられたらしい。とりあえ
ずヨーロッパで先行発売。
曲目は
A1. Titties & Beer
2. I Promise Not to Come in Your Mouth
3. Punky's Whips
B4. Sofa
5. Manx Needs Women
6. The Black Page Drum Solo / Black page
7. Big Leg Emma
8. The Black Page #2
C  9. Honey, Don't You Want a Man Like Me?
10. The Illinois Enema Bandit
D11. The Purple Lagoon

A3の収録を渋ったワーナーは削除し、1枚目の曲順を変更したヴァージョンを作りアメリカで発売。ついでにA1も
EDIT。この為SIDE 1、2のマトリクスはRE-が付いている。
米DiscReet  2D2290
A1. Titties & Beer
2. I Promise Not to Come in Your Mouth
3. Big Leg Emma
B4. Sofa
5. Manx Needs Women
6. The Black Page Drum Solo / Black page
7. The Black Page #2

ヨーロッパでもセカンドプレスからはUSヴァージョンと一緒になった。ジャケはPUNKY入りで中身はPUNKY無しと
いうのを見かけたことがある。
PUNKY入りはレア・アイテムとして有名で、日本で1度見たときは\22000だった。
英DiscReet  K69204

'91年、初リイシューでUSではPUNKY+ボーナス4曲のCD、 UKではCDとPUNKY入りと同じ曲順のLPがでた。
完全リミックスでロング・ヴァージョン、再編集等が数曲ある。
'93年版は'91年版と同じ。PUNKYを含めて5曲のボーナストラック表記に変更されています。

ジャケット
曲目変更に伴なって、裏ジャケ、内ジャケ歌詞面にも変更がある。
PUNKYカット盤は内ジャケのTHE LEGENT OF THE ILLINOIS ENEMA BANDITからTHE LEGENT OFが消えた。
'91年のUK LPは、内ジャケはPUNKY有り、裏ジャケでは無し、と困った作りになっている。
'91年版CDは内ジャケを再構成。'93年版も同じだが、'91年版程綺麗ではない。

紙ジャケ
ジャケはイギリス初回仕様。内ジャケ、ブレッカーブラザーズのアリスタ・クレジットは消してある。裏ジャケの
細かい文字は読めない。

2枚組のアルバムは、アメリカ盤では1面+4面、2面+3面というものがあり。これは当時のレコード・チェンジャーに
対応するもので、ワーナー系は特に多かった印象がある。
IN NEW YORKは通常のとDJ用の2枚あるが、マトリクスの後の記号が違うので、ただ単にプレスの工程で順番を変えて
いるのではないようだ。工場の違いともいうが・・・。
そういえばジミヘンの「...レディ・ランド」は最初のCD化のさい、このレコード・チェンジャーの順番になってしま
っていた。大バカですな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
200 Motels

紙ジャケ化されなかった重要作が200motels。これはザッパ側に権利が無く、MGMからのライセンスでRYKOがCD
化した為だと思う。CD版ブックレットはオリジナルとは別物なので紙ジャケ化されなかったのが残念だ。

ついでにこちらも...。SBJCシリーズでRVGにリマスターして欲しかったワールド・パシフィック盤の
ジャン・リュック・ポンティ/キング・コング(WORLD PACIFIC/ST20172)

裏ジャケのザッパの写真もとぼけてて可笑しい。

う〜ん、どーしよっかな、このアルバム....。

個人的紙ジャケ総評

ジャケの鮮明度がはっきり言って低い。
CDジャケから起しているフロントはまだいいが、内ジャケ、裏ジャケ等は辛い。文字は打ち直してないのでボケ気
味で、細かい文字になると読めない。いま時このレベルでは誰も満足しないはず。
ジャケの印刷は'95年版プラケが十分良い物だった。

レーベルデザインがイマイチ。
'93年版そのままでよかったと思う。東芝の様にジャケのピクチャーレーベルでも良かった。オリジナル・レーベ
ルで色分けした効果もあまり感じない。 '95年版の顔レーベルの方が時代に区切りがわかりやすいと思う。

値段が高い。
ザッパに限らずだが、新規リマスター無し、ボーナストラックも無しで\2427は高すぎる。
(プラケは一部\2427。ほとんどは\2136。)通常プラケと同じか、安いぐらいでないとマニアレベルで売れる
のみだと思う。(IN NEW YORKは紙ジャケの方が安い)
それは良くない傾向だと思う。

帯のコピーは人それぞれ好みだとは思うが、はっきり言ってあれでは初めて聴く人に不親切。プラケ帯でわかりや
すくしていたのとは正反対。ホントに(ZAPPA・紙ジャケ)マニアのみを相手にしているんだと思う。またザッパ
を(いわゆる)フツーの音楽ファンから遠ざけてしまうようなやり方には好感を持てない。

今回の紙ジャケ再発は必要なかったのではないかと思う。RYKO/zappa family trustは一部マスターを取り替えてオ
リジナルに戻している事もあり、オリジナルアナログマスターを使える時がきっと来ると思う。その時にでも紙
ジャケ再発したら良かったと思う。オリジナルと同じ音の200motelsは出なかった。'96年版マスターをわざわざ
使わなかったのも理解できない。

うーんzarankさん、かなり手厳しい面もあるが、これだけ熱心にFZを聴いてきたのであるから、当然だろう。
帯のコピーに関してはキャッチはあんなノリでもいいのだが、ボディ(小さい文字の方)はもう少しやさしくアル
バムを紹介して欲しかった。まぁあれくらいでひるんでいてはFZは聴けないのだが...(あ、そうか、こういう態
度がいけないんだよな、反省反省)。(でもやっぱり黄色帯が丁寧さよかった...by zarank)。

ただCDをあまり聴いてなかった我々や、まだ聴いたことのない人にはこの機会に買うのがいいのではないかと思う
(え、売り切れた?)。小規模ではあるが、FZが市場をにぎわしてくれたのもひさしぶりだし...。
また大山甲日氏の解説もよかった。氏は「ハエハエ・カカカ...」からライナーに登場した、京都の染色家の方。コルト
レーンでいう藤岡さんにあたる(だから違うって!by W)。完全な初心者向きではないが、非常に含蓄があり、FZ
への視点も確かだと感じる。個人的には文句なし、だ。

この紙ジャケ化、レココレ01年12月号によると日本盤(輸入盤解説付)の入荷が滞っていたための措置であった
とのこと。
zarankさんにこのことを伝えたところ、
「そうだったんですか!そういう事情があるならこんなに批判する事無かったな、と反省しています。むしろ在庫
を切らさない姿勢に感動すらおぼえます。」
とのコメントをいただいた。いずれにしてもこのFZに関してはzarankさんに(見ての通り)ほとんどの部分を負担
していただき、また貴重な情報をいただいた。この情報は年が経つにつれ、さらに貴重で有益なものになっていくだ
ろうと思う。いくら感謝しても感謝しきれないくらいだ。
シリーズで1枚
えらべない。
レア度(2000/11)
当初2000枚限定だったが、噂によると何タイトルか再プレスされたとのこと。ホントだったらうれしい限りだ。
私は発売日にレコード店へいってみたが何と最初の店で「フリーク・アウト」が売り切れ、次の店でも、その次の店でも。
3軒くらいであるが、過去、FZのアルバムが発売日に売り切れたことなんてあったか?いいとこ1枚しか入ってなくて、
自分が買ったらなくなった、くらいだろう。私は素直に感激してしまった。よかったなぁ、紙ジャケにして....。(s)

 
2002/4/27,5/29 第3弾&第4弾

12w \2427/3w\6000
04/27 6W
VACK1234 スタジオ・タン
VACK1235 スリープ・ダート
VACK1236 シーク・ヤブーティ
VACK1237 オーケストラル・フェイヴァリッツ
VACK1238 ジョーのガレージ ACT I
VACK1239 ジョーのガレージ ACT I&II
05/29 6W
VACK1240 黙ってギターを弾いてくれ(3枚組み)
VACK1241 ティンゼル・タウン・リベリオン
VACK1242 ユー・アー・ホワット・ユー・イズ
VACK1243 たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船(写真)
VACK1244 ザ・マン・フロム・ユートピア
VACK1245 ベイビー・スネイクス

初回2,000枚の限定プレス。また第1、2弾も同時に再プレスされた。
12タイトル中10タイトル買って応募券を送ると、12インチ盤の紙ジャケ復刻C
D「ダンシング・フール/ベイビー・スネイクス」がもれなくもらえる。

あいかわらずジャケ、内袋、ファクトリー・ステッカーを忠実に再現。
「ジョーのガレージ」のブックレットはもとより、「ベイビー・スネイクス」
をオリジナルのピクチャー・ディスク仕様で果敢に再現(紙ジャケ初)。
このアルバムは当初通販オンリー、ピクチャー・ディスクオンリーだったのだ。
さらにピクチャー・ディスクにも初回と2回目の仕様があり、それをも視野に
いれて復刻している。


また、以前箱入り3枚組みで出ていた「黙って〜」(RCD10533/34/35)は今回は
オリジナル通販仕様のバラ3枚での復刻。ま、箱に入っていた方がいい、というと
ころもあるがこれがオリジナル通りなのだから、コンセプトとしては間違っていない。
これでいいのだ、と思う。
しかしここまで来たからにはこの後も楽しみだ(つらいが・・・)。


2002/10/23,11/27 第5弾&第6弾
12w \2427/w\3398
10/23 5W
VACK1252 ロンドン・シンフォニー・オーケストラVOL1&2(シングルジャケ2枚セット。エンボス)
VACK1253 ザ・パーフェクト・ストレンジャー
VACK1254 フランチェスコ・ザッパ
VACK1255 ゼム・オア・アス
VACK1256 シング・フィッシュ(箱入り2CD)
11/21 5W
VACK1257 ミーツ・ザ・マザーズ・オブ・プリヴェンション
VACK1258 ジャズ・フロム・ヘル
VACK1259 ギター(2CD)
VACK1260 ブロードウェイ・ザ・ハードウェイ
VACK1261 ザ・ベスト・オブ・フランク・ザッパ〜ストリクトリー・コマーシャル

いや〜もう地獄です。このあたりまでくるとよほどのザッパマニアでもつらいのではないかと。
ジャケはいたれりつくせりでよくできているのですが。
全プレは「..プリヴェンション」の欧州ジャケと「ジャズ・フロム・ヘル」の色違いジャケ。

しかし、なによりすごいのがユニオン特典帯で各5タイトルづつで特選復刻帯がもらえたのである。

10/23日発売分でアンクル・ミート/いたち野郎/万物同サイズ/アブソリュートリー・フリー/フォー・ザ・マネー

11/21日発売分でフリーク・アウト/チュンガ/ワカジャワカ/グランド・ワズー/フィルモア
もちろん日本初版帯で、特に激レア(一生買えない)フリークアウトのオレンジ帯(黄色じゃなくていいみたい)
アンクル・ミートのビクター全面カバー帯、チュンガのロックエイジ花帯など、ミニチュアとはいえレア欲を刺激す
るものばかり。カバー帯は帯裏の解説もちゃんと復刻されていて(筆者に許諾をとったのね)、頭が下がる。

さあ、もうここまできたらベスト・バンド、ビート・ザ・ブーツ、ライブシリーズもいってもらいましょう
(内容的にはこっちの方が楽しめるし)


ペイチ/SteepleChase/F.ZAPPA/other/PAGETOP
その他
その他現在調査中。情報お持ちの方はこちらへ

Supported by “アンケートメーカー”