SONY POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
SONYの紙ジャケは同社のマスターサウンドシリーズの初回限定版
という形でリリースされている。マスターサウンドは、SONYの
20bitSBM(スーパービットマッピング)などの手法を用いて過
去の音源をリマスター(新録もあり)したものの総称である。

紙ジャケのリイシュー度はかなり好感が持てるもの。
ジャケ及び裏ジャケはオリジナルデザインを復刻(Wジャケのものも
ちゃんと復刻)。
裏ジャケには余白に規定文が入るが、気になるものではない。
帯及びレーベルはオリジナルの復刻ではなく、マスターサウンド共通
のデザイン。
解説は初回CD化の際のものが中心で、ものによってはオリジナル原
文ライナーの訳文がのる。
歌詞及び訳詩も既発CDに即して掲載される。
すべてのアルバムに可能な範囲でキチンとクレジットがのせられてい
る(これがポイント)。

非常にツボを押さえたつくりで、しかも低価格(大体1800円前後〜
2000円)に押さえられている。
息の長い信頼できるシリーズとして紙ジャケの規範になるものである
が、肝心のクレジットに誤植(またはあきらかな校正ミス)が多いの
は何とかしてほしい点だ。

いっぺんに数タイトルがリリースされるため担当の方も大変だろうが、
途中から全然違うアルバムのクレジットに差しかわっていたり、曲が
ぬけてしまっているのはやはり悲しい(これではLPや普通のCDを
処分できない。わかんなくなっちゃうからね)。

最初の紙ジャケはおそらく95年12月に発売された
SBMマスター・サウンド・シリーズPOPS&ROCKVOL.1
である。全部で18W。
ジャズでは96年9月に発売されたマイルス・デイビスのファーストプ
レス20Wが最初ではないかと思われる。ジャズ関係はその後もウェザーリ
ポートやマイルスのアンコールプレスを経て現在まで継続中だ。

クラシックは97年10月/11月にやはりこの人、グレン・グールド
が最初(15W)。バーンスタイン、ホロヴィッツと続く。
グールドはその後98年11月にもリリースされているが、まだ超名盤
の紙ジャケ化がされていないので、おそらく毎年末に数枚ずつ紙ジャケ
化していく計画ではないかと思われる。(S)

<2001年8月>
という上記の文章を書いたのが1998年の末。
その後、各社の努力のかいあって紙ジャケの品質はものすごく向上し、
復刻のレベルがあがってきているのだが、SMEの紙ジャケはほとん
どそのままの状態だ。ということで現在の視点から見直すと不満があ
ることも確か(クレジット・ミスは前から問題だったが)。
三十郎様からそのへんを検証したリポートをいただいたので、感謝と
ともに掲載したい。
三十郎さんのSME検証へ

POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
SBM マスターサウンドシリーズ
POPS&ROCK VOL.1

95/12/21
リリース 各\1942 18W

SRCS7901 エアロスミス/ロックス発売中止
SRCS7902 ビリー・ジョエル/ストレンジャー
SRCS7903 ビリージョエル/ニューヨーク52番街
SRCS7904 ボブ・ディラン/追憶のハイウェイ'61
SRCS7905 ボブ・ディラン/ブロンド・オン・ブロンド
SRCS7906 ボズ・スキャッグス/シルクディグリーズ
SRCS7907 ブルース・スプリングスティーン/明日なき暴走
SRCS7908 ブルース・スプリングスティーン/BORN IN THE U.S.A
SRCS7909 ザ・バーズ/ミスター・タンブリン・マン
SRCS7910 アース・ウィンド&ファイヤー/太陽神
SRCS7911 ジャニス・ジョプリン/チープスリル
SRCS7912 ジャーニー/インフィニティ
SRCS7913 ピンク・フロイド/炎〜あなたがここにいて欲しい発売中止
SRCS7914 サンタナ/キャラバンサライ
SRCS7915 サイモン&ガーファンクル/明日に架ける橋(写真)
SRCS7916 サイモン&ガーファンクル/サウンド・オブ・サイレンス
SRCS7917 TOTO/TOTO4〜聖なる剣〜
以下EPIC
ESCA7601 ジェフ・ベック/ブロウ・バイ・ブロウ(ギター殺人者の凱旋)
ESCA7602 キャロル・キング/つづれおり
ESCA7603 チープ・トリック/蒼ざめたハイウェイ

シリーズ評価 5 GREAT!
紙ジャケ初期の名コレクションである。
リマスターの音質も含めて大変すばらしいものに仕上がっている。
ジャケットはSBMの刻印が入った透明プラケースにおさめられて
いる。レーベルは復刻ではなくシリーズ共通のようだ。
ライナーは日本盤LP発売当時のものを再録。なつかしくて面白い
のだが、現在の評価を記すCD化時のライナーが掲載されていない
ため、初めてこのアルバムを買う人にはちょっと不親切か。
(たとえばボズ・スキャッグスのライナーでは、その後希代の名曲
となる「ウイ・アー・オール・アローン」にはほとんど注目されて
いない。またバックバンドがTOTOにつながっていく有名な事実
も、もちろんこの時点では不明。)
ただしその分、帯裏に名盤である所以が説明されている。

セレクションも紙ジャケにふさわしいもの。最近の、1アーティス
トのアルバムを名盤も駄盤も含めてすべて紙ジャケ化してしまうや
り方は、売れ残りを増やし、紙ジャケの衰退を促すものであり、是
非このシリーズを参考にして欲しい。価格も安い。

このシリーズは時期尚早だったのか、VOL1で止まってしまって
いるのが残念だ。なんとかシリーズを再開し、VOL2をだしてく
れないだろうか。
またその際にはこのVOL1のアンコールプレスも切望。

シリーズで1枚
このシリーズはさすがに1枚を選ぶのは不可能。ほとんどが歴史的
名盤であり、一家に一枚、マニアは3枚状態のアルバムばかりである。
名盤じゃないものを数えた方が早い。

ジャケ及び個人的な趣味で「ブロンド・オン・ブロンド」
次点に「チープ・スリル」
(ポピュラー度からいえば1億枚(!!)売った「明日に架ける橋」
や、金字塔的な「つづれおり」などかな。初めて買った人でさえも、
ほとんどの曲をどこかで聴いたことがあるという驚異のアルバムだ)。
(S)
レア度(98年末)
バーズ、ジャーニー、ボズなどは今でもたまに見かけるが、その他は
ほとんどみかけない。特にCBSの3B、ディラン/ジョエル/スプリ
ングスティーンは見つけたら即GETもの。EPICのベック、キャ
ロル・キングも同様だ。探検隊も常時探索中のシリーズである。

99/11
英COLUMBIAからMILLENNIUM COLLECTIONとして紙ジャケが発売された。
→こちら
「ブロンド・オン・ブロンド」は上記日本版が7PHOTOであるのに対し
英版はオリジナル通りの9PHOTOのようだ。

2003/1
どんどんさん、ルーディさん、大鹿マロイさんの協力で発売中止盤の
タイトルが判明。感謝します。


POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
E.ストリートバンド再結成記念
NICE PRICEシリーズ ブルース・スプリングステリーン

99/8.9
リリース 各\1700.\2400 w/\2500 3w/\5400 14W

8/21 各\1,700 7W
SRCS9466 アズベリー・パークからの挨拶
SRCS9467 青春の叫び
SRCS8983 明日なき暴走(\2,400)(写真)
SRCS9468 闇に吠える街
SRCS9469/70ザ・リバー(\2,500)
SRCS9471 ネブラスカ
SRCS8989 Chimes Of Freedom(\1,500)
9/22 各\1,700 7W→以下、回収/発売延期→もうでませんね、きっと
SRCS8984 Born In The U.S.A.(\2,400)
SRCS8985/87The Live(\5,400)
SRCS9486 トンネル・オブ・ラヴ
SRCS9472 ヒューマン・タッチ
SRCS9473 ラッキー・タウン
SRCS9474 ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード
SRCS9476 MTV Plugged〜プラグド 

シリーズ評価 3 NORMAL
ROCK系では実に3年半ぶりとなるソニーの紙ジャケリリース。
さすがにそつのない作りとなっている。
今回はE.ストリートバンド再結成記念の初回限定リリース。
「Chimes Of〜」は日本初CD化。
「明日なき暴走」「Born In〜」は2回目の紙ジャケ化(何故かこの
2枚のみNICE PRICEシリーズではなく価格が高く設定されている。)。
当初デジタル・リマスターとアナウンスされていたが商品にその記
述はない。帯は上からかぶせる形式のもの(そういえばそうだっ
た)。70年代を忍ばせる。帯に記された”←STEREO 360。SOUND→”
のロゴが泣かせる。
レーベルデザインは前回のマスターサウンドタイプではなく、レコー
ドを模したもの。

紙は値段のせいか、かなりペラペラの薄手で作りもチャチな感じ。
ただし上記の値段の高い「明日なき暴走」のみは前回と同じ厚い紙
(「Born In The U.S.A.」は現時点で未発売)。
ファーストの初回変形ジャケは再現されている。
 
左は帯をかぶせた状態。右は本体。LP発売時は2〜3万枚とあま
り売れなかったとのことで、今ではこの初回仕様盤はけっこう貴重
になっているようだ(変形仕様の再発LPは安いようです)。
RYO様から、裏面にバーコードなどの規定条項をのせるのはいた
だけないとの指摘がよせられました。帯にまとめられなかったのか
との意見ですがまったくその通りです。
ちなみに前回はバーコードは帯についていました。
また「明日なき暴走」の比較検証を行いました→こちら

第2回は本国からのクレームで発売延期。
回収もれで店頭に残っているものもあるようだ。
きちんと発売された時には当然仕様がじゃっかんでも変わってるは
ずですから買われた方は貴重ですね。
シリーズで1枚
「明日なき暴走」を頂点に「リバー」までが一般的に絶頂期。
「Born In The U.S.A.」がもちろんもっとも売れたアルバム。
ただ名曲”ロザリータ”を含むセカンドや「ネブラスカ」を最高と
いう人も。もちろんボス命の人はファーストはかかせないはず。(S)

その他
94/12 ¥2233
SRCS7525 パールジャム/バイタロジー(生命学)
紙ジャケ仕様ですが、通常より一回り大きいサイズ。タイトルにちなん
だ豪華なブックレットが綴じられています。新譜です。限定版ではあり
ません。

97/11 ¥2233
ESCA6821 USボンズ/ウォー・バース
新譜。初回限定紙ジャケ。スケーターズ上がりのハード・パンク?

99/9 浜田省吾
7W \2,913 W/\4,466
SRCL4691 Home Bound
SRCL4592 愛の世代の前に
SRCL4593 PROMISED LAND〜約束の地
SRCL4594 DOWN BY THE MAINSTREET
SRCL4595/96 J.BOY
SRCL4597 FATHER'S SON
SRCL4598 誰がために鐘は鳴る
リマスター、CDエクストラ仕様、初回限定紙ジャケ。
すべて両側切り落としのダブルジャケットで片側にブックレットを
挿入する形式で紙ジャケ化されている。

01/4/25 尾崎豊 10THメモリアル記念 特別限定盤
3W ¥2718
SRCL5076 十七歳の地図
SRCL5077 回帰線
SRCL5078 壊れた扉から
1昨年のハマショー同様、復刻ではなくダブルジャケットの豪華紙製ジャケット

01/9/27 尾崎豊 第2弾
3W
SRCL5162/3LAST TEENAGE APPEARANCE w\3689
SRCL5164/5誕生(BIRTH)  w\4466
SRCL5166 放熱への証 ¥2718

前回と同じ仕様の続編。紙ジャケ復刻というより豪華パッケージによる再発。


・2001/8/21 Simon & Garfunkel
リマスター。
米国盤コロンビア製BOXのみ紙ジャケ仕様
C5K63815 Simon & Garfunkel/Columbia Studio Recordings 1964-1970


POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
マスターサウンド JAZZ
マイルス・デイビス

96/9(96/12),97/6,97/7
リリース 各\1748/W各\2913 50W

第1期 30W<20W(96/9)+10W(96/12)>
SRCS9101 ラウンド・アバウト・ミッドナイト
SRCS9102 1958マイルス
SRCS9103 マイルストーンズ
SRCS9104 カインド・オブ・ブルー(写真)
SRCS9105 サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム
SRCS9106 マイルス・アヘッド
SRCS9107 ポーギー&ベス
SRCS9108 スケッチ・オブ・スペイン
SRCS9109 セブン・ステップス・トゥ・ヘブン
SRCS9110 マイ・ファニー・ヴァレンタイン
SRCS9111 フォア&モア
SRCS9112 マイルス・イン・トーキョー
SRCS9113 E.S.P.
SRCS9114 マイルス・スマイルズ
SRCS9115 ソーサラー
SRCS9116 ネフェルティティ
SRCS9117 イン・ア・サイレント・ウェイ
SRCS9118/9ビッチェズ・ブリュー
SRCS9120 ジャック・ジョンソン
SRCS9121 マイルス・アット・フィルモア
SRCS9123/4ライブ・イヴル
SRCS9125 オン・ザ・コーナー
SRCS9126/7ゲット・アップ・ウィズ・イット
SRCS9128/9アガルタ
SRCS9130/1パンゲア
SRCS9132 ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン
SRCS9133/4ウィ・ウォント・マイルス
SRCS9135 スター・ピープル
SRCS9136 デコイ
SRCS9137 ユア・アンダー・アレスト
シリーズ評価 5 GREAT!
全ての音楽ファンに捧ぐ!マイルスを聴け!(紙ジャケで....)何を隠
そう、私が、紙ジャケ魔道へハマった直接のきっかけになったが、この
マイルスのマスター・サウンド第1期である。マイルス・ファンには言
わずもがなだが、この第1期にはマイルスの米コロンビア時代の代表作
が目白押しである。第1期はどれを買ってもハズレなし。米コロンビア
時代のマイルスは、ハード・バップから、モード、エレクトリック、ファ
ンク、エスニック、ポップス・カバーまで幅広い。広大無辺、あらゆる
スタイルの音楽をやっているが、その全てにマイルス・ミュージックと
しか表現できない何かが内包されている。マイルス曼陀羅である。ジャ
ズを聴いてみたいが、どれから聴いていったらよいかよい分からないと
いう人はとりあえず、この第1期を見かけたら、とりあえず買っておい
て損はない。なかにはよく理解できないアルバムもあるかもしれない。
しかし、いずれそのアルバムはあなたの音楽人生の中で手放すことの出
来ない大切な1枚になるだろう。(w)

レーベルはマスターサウンドのレーベルにマイルスのシルエット入り。
オリジナルではないがカッコいい。
9月発売予定で30タイトル分の印刷など進んでいたが、マスター・テ
ープの問題などで「ラウンド・アバウト〜」や「イン・ア・サイレント
〜」等そのうち10タイトルは12月に発売延期となった。
また第二期発売と同時にアンコールプレスも行われた。
「ジャック・ジョンソン」は待望のオリジナルジャケで甦った。(s)
jacopasさんからの追加情報です。
70年代の名作、「アガルタ」と「パンゲア」は、どちらもこの紙ジャケ
仕様の版からMilesがステージを去ってからも続く演奏の部分が10分ほど
追加されています。これはRemasterの際に新たにこの部分の録音が見つ
かったからとか。演奏自体は特筆すべきものはありませんが、この版か
ら'完全版'となりました。
シリーズで1枚
シリーズの冒頭を飾るのは、マイルスの米コロンビア・レーベル移籍第
1弾アルバムとなった「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」だ。
それまでのCDの音と比べ、格段に音の押し出しがよくなっている。1
曲目前半のマイルスのソロの後、「マイルスの聴け!」の著者・中山康
樹が“アレ”と表現するところのキメが来る!

くーっ、しびれるねぇ〜。音も良くなったが、紙ジャケの効果も絶大。
プラケースCDと比べると、サングラス斜め掛けのマイルスの写真の赤
い色味がかっこいい、輸入盤のプラケースCDではオレンジがかった色
で、余計な枠がついていたが、紙ジャケはモロ出しである。マイルスモ
ロ出し状態。赤い照明に浮かび上がる不良っぽいマイルス。この雰囲気
がジャケに表現されてこそ、タイトルの「ラウンド・アバウト・ミッド
ナイト」が生きてくるんや!(なぜか大阪弁)

名盤目白押しの第1期から1枚を選ぶのははっきりいって無理。今回は、
ジャケの「グッとくる度」で選んだ。もちろん、ほかにもカッコイイジャ
ケは沢山ある。マイルス・ファンの皆さんの中には、異論もあると思わ
れるので、いずれこの「紙ジャケ探検隊」ホームページで、マイルスの
紙ジャケ人気投票を行いってみたい。その際には、よろしく。(w)

名盤目白押しだが、この紙ジャケでマイルスに初めて接する人には、
「カインド・オブ・ブルー」と「ビッチェズ・ブリュー」だ。この2枚
ははずせない。前者が好きになった人は「ESP」から「ネフェルティ
ティ」までの黄金のクィンテットへ進もう。後者にノックアウトされた
人は最近再評価されている「オン・ザ・コーナー」から「パンゲア」に
進もう。どっちから進んでもいつかつながっちゃうはずです。
で、私の愛聴盤は「1958」と「ユア・アンダー・アレスト」だったりし
ます(なんのこっちゃ)。最終的には50年代末とマーカス・ミラー以降
が最も好きになりました(s)。

ジャケットでは日本人もがんばる。
池田満寿夫の「1958」
横尾忠則の「アガルタ」
レア度(99年初頭)
帝王のシリーズということで、プレス枚数も多いか、レア度はそれ程高
くない。70年代以降の作品については、まだ街のレコード店でよく見
かける。しかし、人気盤になると、新品、中古とも既に稀少である。特
に黄金のクィンテット時代の作品(ネフェルティティなど)は、最近は
ほとんど見かけない。中古盤屋さんで見かけたら即買いです。(w)
第2期10W(97/6) SRCS9301 パリ・フェスティヴァル・インターナショナル, SRCS9302 ジャズ・アット・ザ・プラザVol.1 SRCS9303 マイルス・イン・ヨーロッパ SRCS9304 マイルス・イン・ベルリン SRCS9305 マイルス・イン・ザ・スカイ SRCS9306 キリマンジャロの娘 SRCS9307 ウォーター・ベイビーズ(写真) SRCS9308/9サークル・イン・ザ・ラウンド SRCS9310/1ディレクションズ SRCS9312/3ブラック・ビューティー シリーズ評価 3 NORMAL 第2期になると、全ての音楽ファンには無理に薦めません。ファンの人 は買いです。マイルスは他のアーティストと比べ駄作が少ない方である。 しかし、長い経歴の中には出来の良し悪しはある。マスター・サウンド ・シリーズの第1期は名盤揃いだが、第2期になると、やや名盤度は落 ちてくる。しかし、やはりマイルスである。他の凡百のジャズ・アルバ ムを聴くよりやはり良い。特に「マイルス・イン・ザ・スカイ」「キリ マンジャロの娘」あたりは、黄金のクィンテットから、次の展開を模索 する様子が伺え興味深い。もちろん、そんな音楽的な変遷を、ああだこ うだと考えて聴く必要はない。カッコいい音楽だ。ただ聴けばよい。(w) シリーズで1枚 ジャケで選ぶと、7色のバタフライ(?)のイラストがサイケで美しい 「マイルス・イン・ザ・スカイ」か。私はずっと7色のバタフライだと 思っていたが、「マイルス・イン・ザ・スカイ」の熊谷美広氏のライナー を読んで合点がいった。そうか、今まで蝶々だと思っていたのは、マイ ルスの横顔だったのか。この時期、マイルスは、音楽的な冒険を開始し ていた。それは、きっと精神の奥深いところへの旅でもあったはずだ。 そう思ってこのジャケを見返すと、何だかとても意味深なイラストに思 えてくる。ちなみにこのイラストは、ヴィクター・アトキンスという人。(w) レア度(98年末) マスター・サウンド第2期のマイルスに関しては、まだ街のレコード店 で新品で買えます。しかし、探検隊の定点観測調査では、店頭在庫は確 実に減りつつある。いずれ買おうと思っていて、まだ買っていないアル バムがあったら、今のうちに買っておくべきだ。(w)
第3期10W(97/7) SRCS9314/5マイルス&モンク・アット・ニューポート+5 SRCS9316 ライブ・アット・ブラックホークVol.1 SRCS9317 ライブ・アット・ブラックホークVol.2 SRCS9318 クワイエット・ナイト SRCS9319 ライブ・アット・カーネギーホール SRCS9320 モア・ミュージック・フロム・カーネギーホール SRCS9321/2ビッグ・ファン SRCS9323/4マイルス・イン・コンサート SRCS9325/6ダーク・メイガス(写真) SRCS9327 オーラ シリーズ評価 3 NORMAL 第3期は、第1期、第2期の残りものという感が否めない。しかし、残 りものには福がある。第3期の中では、「ライブ・アット・カーネギー ホール」「モア・ミュージック・フロム・カーネギーホール」などは、 私が普段よく聴くアルバムである。この2枚や、ブラック・ホークのラ イブ盤2枚などは、マイルス・ファン以外の人でも、取っつきやすいの ではないか。また、結構ハードコアな作品だが、1974年のライブを 収めた「ダーク・メイガス」も凄い。ただし、マイルス初心者には薦め ない。いきなり聴くと、危険かもしれない。いまでも、充分刺激的な音 だ。(w) ここまで紙ジャケで出すか?まあマイルスならいいか。(s) シリーズで1枚 個人的は愛聴度からするとスケッチ・オブ・スペインの曲をライブで演っ ている「モア・ミュージック・フロム・カーネギーホール」だが、ジャ ケで選ぶと「ダーク・メイガス」だ。まず、店頭で手に取る。何だか、 よく判らない。よくよく見ると、サングラスをかけたマイルスのようだ。 紙ジャケを入手したら、ジャケ(ダブル・ジャケット仕様)を開いてみ てほしい。メルトダウンしたようなビデオ映像の中、エレクトリック昆 虫と化したマイルスがいる!なんというカッコ良さだ。60年代後半か らの音楽的な実験の果てに、行き着くところまで行き着いた、という感 じがするジャケ・デザインだ。昆虫軍(マイルス・バンド)のブンブン うなる羽音を聴いてくれ!(w) レア度(98年末) マスター・サウンド第3期のマイルスは、新品が容易に手に入ります。 しかし、第3期の中では聞き易いカーネギー・ホール2枚、ブラック・ ホーク2枚は、最近はあまり見かけなくなっている。早めに買っておく べきか。(w)

POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
DSD Mastering
MILES DAVIS on MASTER SOUND 2000シリーズ

2000/5、6、7、2001/5、6
リリース 各\1900/W各\2800(税抜) 22W

第1回 2000/5/24 10W 各¥1900
SRCS9701 カインド・オブ・ブルー[+1]
SRCS9702 サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム[+2]
SRCS9703 マイルス・アヘッド[+4]
SRCS9704 ポーギー&ベス[+2]
SRCS9705 スケッチ・オブ・スペイン[+3]
SRCS9706 マイ・ファニー・ヴァレンタイン
SRCS9707 フォア&モア
SRCS9708 マイルス・イン・ベルリン
SRCS9709 E.S.P.
SRCS9710 マイルス・スマイルズ

ついにマイルス紙ジャケが再発された。
DSDリマスタリングによる新規リマスター、というかSACD用にリマスタ
ーしたものを通常のCDフォーマットに落としこんだもの。
ジャケはほとんど前回といっしょ。
帯が赤→黒になり、レーベルが黒→赤になってるくらいで解説もいっしょ。
ボーナストラックとリマスターのクレジットがついたのはうれしい。
ただしリマスターの日付は明記されていない。
値段はちょびっと高くなった。
問題のDSDの音は探検隊初のJAZZの比較検証で行いたいと思ってい
ます。果たしてどうなるか...。
「KIND OF BLUE 比較検証」は→こちら


第2回 2000/6/21 10W \1,900 W\2,800
SRCS9711 マイルス・イン・ザ・スカイ[+2]
SRCS9712 キリマンジャロの娘
SRCS9713 イン・ア・サイレント・ウェイ
SRCS9714/5ビッチェズ・ブリュー[+1]
SRCS9716/7マイルス・アット・フィルモア
SRCS9718 ジャック・ジョンソン
SRCS9719 オン・ザ・コーナー
SRCS9720/1アガルタ
SRCS9722 ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン
SRCS9723 ユア・アンダー・アレスト

第2弾は、ついにきました「ビッチェズ・ブリュー」の+1!
また買うのか..トホホ。BOXは普段聴くのおっくうだし...ま、いいか。
マイルスの「ジャック・ジョンソン」はおなじみの車ジャケになっていて
帯にオリジナル・ジャケットと書いてあります。
ただ中山康樹氏の「新・マイルスを聴け!」によると、
横向きの写真のヤツ(96年の紙ジャケ)の方がオリジナルらしいのです
が...。ホントはどっちなんでしょうね。
→ホントは「車ジャケ」です。情報が混乱しご迷惑おかけしました。この辺の事情
については、中山康樹氏の「マイルスを聴け!2001」でも触れられています。
興味のある方は読んでみてください。(w、2000/11)


第3回 2001/2/21 7W \1,900

SRCS9724 パリ・フェスティヴァル・インターナショナル
SRCS9725 ラウンド・アバウト・ミッドナイト[+4]
SRCS9726 マイルストーンズ[+3]
SRCS9728 ジャズ・アット・ザ・プラザ
SRCS9729 ブラック・ホークのマイルス・デイビスVol.1
SRCS9730 ブラック・ホークのマイルス・デイビスVol.2
SRCS9731 クッキン・アット・ザ・プラグド・ニッケル[+1](初紙ジャケ化)(写真)

DSDマイルスは、第2弾までの計20Wでおしまいかと思ったら、01年
に入って、出ました第3弾。
あれれ?上の発売リストを見ると[SRCS9727]が欠番になっているぞ?
そうです、ホントはここに「アット・ニューポート1958」というのが
入る予定だった・・・。
1958年のニューポートでのマイルスの演奏は「マイルス&モンク・ア
ット・ニューポート」(CD2枚組)というのに収められていたのだが、こ
のこの2枚組CDは、マイルスやモンクのファンから不評を買っていた。
なぜなら、マイルスの演奏は58年のものだが、モンクは63年に出演し
たものだからだ。なぜ違う年の、2つのグループの演奏が、1つのタイト
ルに収まっているのか分からない。でたらめである。乱暴すぎる。
というわけで、2001年春に米国では、マイルスの部分だけ集め、ボー
ナストラックを追加したリマスター盤が出た。
幻の[SRCS9727]も、当初は、「アット・ニューポート1958」とい
うタイトルからして、米リマスター盤と同じ趣向で、マイルスの演奏だけ
収めたものとして出す予定だったのだろう。
素人の想像として、米国のリマスター作業が遅れ、日本制作の紙ジャケ盤の
作業にテープが間に合わなかったのかもしれません。(うーん、実際のとこ
ろ、どうなのでしょうか?)

第4回 2001/4/25 7W \1,900 W\2,800
SRCS9732/33 マイルス&モンク・アット・ニューポート[+5]
SRCS9735 ソーサラー[+4](写真下)
SRCS9736 ウォーター・ベイビーズ[+3]
SRCS9737/38 ビッグ・ファン[+4]
SRCS9739/40 ライブ・イヴル
SRCS9741/42 ゲット・アップ・ウィズ・イット
SRCS9743 オーラ

という訳で、マイルス&モンク・アット・ニューポート[+5]は、ボーナス
トラックを5曲追加しただけで、結局、マイルスとモンクが一緒のままDSD
化されてしまった・・・。(ジャケの制作が間に合わなかったのかも?)

また、この第4回のDSD紙ジャケでは、もう1つ注目点があります。
探検隊はうっかりしていて気付かなかったのですが、掲示板にマイルスさん
からいただいたご指摘です。
 「(前略)手にとってみて一つ気になったのですが、ソーサラーのジャケ
 が表裏とも96年発売の紙ジャケと少し仕様が違っているのですが、これは
 どちらがオリジナルに忠実なのでしょうか。ちょっと気になったので投稿し
 てみました。(後略)」
ということです。
それでは、問題のソーサラーの紙ジャケを見てみましょう。



当時、マイルスの恋人だったシシリー・タイソンの写真のトリミングが、写真
左の96年のSBM紙ジャケでは、首が短く、額が全部収まっています。一方、
写真右の01年版のDSD紙ジャケでは、シシリーの首は長く、そのかわり額
が途中で切れています。
また、96年版の方は、ジャケ左肩に<--STEREO 360 SOUND-->のマーク
が入り、SOECERERのタイトルロゴもやや下に配置されていますが、01年版
の方はマークはなしで、その分、タイトルロゴが左肩一杯まで上がっています。
探検隊はSOECERERの米コロンビアのオリジナル盤を持っていないので、はっ
きりしたことは言えませんが、恐らく、96年版の方は当時のステレオ盤を、
01年版の方はモノ盤をそれぞれ参考にしているものと思われます。

それから、今回も[SRCS9734]が抜けており、またまた、欠番かいなと思い
きや、さにあらず、これは、次の第5回(01年5月)で、クワイエット・ナイ
ト[+1]の製品番号として使用されています。

第5回 2001/5/23 8W \1,900 W\2,800

SRCS9734 クワイエット・ナイト[+1]
SRCS9744 1958マイルス[+2]
SRCS9745 アット・カーネギー・ホール
SRCS9746 マイルス・イン・トーキョー
SRCS9747 ネフェルティティ[+4](写真)
SRCS9748/49 ブラック・ビューティ
SRCS9750/51 イン・コンサート
SRCS9752/53 バンゲア

第4回で、発売延期となっていたクワイエット・ナイト[+1]が、第5回で登場。
今回は、特に何ごともなく出たのか・・・と思いきや、またしても探検隊の掲示
板に鋭い指摘が・・・。
最初に気が付いたのは、Ken_Macさん、
 「マイルスのネフェルティティについてですが、今回のDSDと前回のSBMとでLR
  が逆になっていませんか?(後略)」
という問いかけに対して、ぴよっちさん、かげちさんらが元のLPを検証してくだ
さいました。
以下、かげちさんの書き込み報告から抜粋。
 「ハービーとトニーが逆ですね...
  左右が逆とのことなので、LPを聴いてみました。結果の詳細は、複雑に異なっ
  ています。
 ピアノとドラムスは左右逆転しています。
 ベースはLPでは、右ですが、DSDでは中央です。
 サックス、ペットは、一曲目のNEFERTITIでは同じです。
 サックスが中央から少し左、ペットは中央から少し右。
 2曲目以降は、LPではこのままの位置です
 が、DSDでは、逆になり、さらに、ソロをとるときは中央にきます。
 ハービーとトニーが逆ですね...」
という状態。

更に、かげちさんがSJ誌に質問してくださいました。なんと、7月20日発売の
SJ誌8月号のQ&Aのコーナーで、この問題を採り上げてもらえるそうです。
おおっ!

探検隊でも、このトニ・ハビ逆転問題を調べてみました。
どうも、このLRが逆転したのは、今回のDSD盤が最初ではなく、98年5月に
出た黄金の60年代クインテットのコンプリート・スタジオ・レコーディングBO
X(disc3)で既に逆転しています。
今回の日本盤の定位は、この時のリマスターを手本に似せて新規に行われているか、
あるいは、その際に作られたリマスターのコピーから再度DSD用にリマスターし
ているか、ということでしょうか?
これ以上の憶測を並べてもしょうがないので、SJ誌の調査を待ちましょう。(W)

2001/7/18
6w ¥1900(2枚組¥2800)
SRCS9757/8 サークル・イン・ザ・ラウンド(2枚組)
SRCS9759/60 ダーク・メイガス(2枚組)
SRCS9761/2 ディレクションズ(2枚組)
SRCS9763/4 ウィ・ウォント・マイルス(2枚組)
SRCS9765   スター・ピープル
SRCS9766   デコイ

2001/8/22
2w ¥1900
SRCS9755   セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン
SRCS9756   マイルス・デイビス・イン・ヨーロッパ

POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
マスターサウンド JAZZ
ウェザー・リポート&ソロ

97/3
リリース 各\1748/W各\2913 22W

SRCS9138 ウェザー・リポート
SRCS9139/40ライブ・イン・トーキョー
SRCS9141 アイ・シング・ザ・ボディ・エレクトリック
SRCS9142 スウィート・ナイター
SRCS9143 ミステリアス・トラヴェラー
SRCS9144 テイル・スピニン
SRCS9145 ブラック・マーケット
SRCS9146 ヘヴィー・ウェザー
SRCS9147/488:30(エイト・サーティー)(写真)
SRCS9149 Mr.ゴーン,
SRCS9150 ナイト・パッセージ
SRCS9151 ウェザー・リポート'81
SRCS9152 プロセッション
SRCS9153 ドミノ・セオリー
SRCS9154 スポーティン・ライフ
SRCS9155 ディス・イズ・ディス!

SRCS9156 ウェイン・ショーター/ネイティブ・ダンサー
SRCS9157 ウェイン・ショーター/アトランティス

SRCS9158 ジョー・ザヴィヌル/ダイアレクツ

SRCS9159/60ウェザー・リポート他/ハヴァナ・ジャム1
SRCS9161/62ウェザー・リポート他/ハヴァナ・ジャム2

ESCA7625 ジャコ・パストリアス/ジャコ・パストリアスの肖像
シリーズ評価 4 GOOD マスターサウンドシリーズに準じた作り。「ブラック・マーケッ ト」のジャケの質感は再現されている。もともとWRのジャケッ トってそんなにカッコイイものでもなかったので、紙ジャケだ からどうだということはないのだが....(RTFのイラストも そうだが、当時のフュージョンのセンスって)。「ハヴァナ・ ジャム」のCD化は単純に喜びたい。 「Mr.ゴーン」のクレジットは途中から違うアルバムに差し変 わっている。是非訂正してアンコール・プレスしてもらいたい ものだ。 ジャコのジャケは問答無用の素晴らしさで、マニアはもちろん LPとともに必携。 シリーズで1枚 青字のジャコ入りはすべて推薦。中でもライブの「8:30」とス タジオの「ヘヴィ〜」は超名盤。次点は最も完成度の高い「ナ イト・パッセージ」、一聴独特の雰囲気に包まれる「Mr.ゴー ン」など。ジャコ抜きでは衝撃のファーストや「スィート・ナ イター」も捨てがたい。ドラマーの方はオマー・ハキムの超絶 テクが炸裂する「プロセッション」「ドミノ・セオリー」がお すすめ。 ソロ関係ではミルトン・ナシメント大フィーチャーの「ネイティ ヴ・ダンサー」は名盤中の名盤(トロピカルなジャケもなごめる)。 もちろんジャコのソロはいわずもがなの歴史的名盤である。 レア度(99年春) 発売後1〜2週間で姿を消した「8:30」はしばらく幻と化し ていたが最近続々と掘り出されてきた(小池さんに感謝!)。中 古店でも出回り始めている。 「ヘヴィ〜」もほとんど見かけないが、リマスター盤は「おまえ のしるし」の最後のベースのFOがほんのちょっと短いためか、 中古に出ることもある(しかしマニアっていうのは.....)。 他はまだまだ売っているが、それでもジャコ入りのWRは少数。 ジャコ入りのものだけでもアンコール・プレスをして欲しいものだ。 あ、当然ジャコのソロは激レアです。(S) 「ヘヴィ〜」に関してjacopasさんから情報がありました。 94年のColombiaでのRemaster以降、曲の本当の最後が少しカッ トされている曲があり、 1.「おまえのしるし」'Remark You Made'は上記の通り、最後 のJacoが右手でBassの音を止めるところまで収録されなくなった。 2.最後の「ハヴォナ」'Havana'でも最後のシンセかなにかのキュ ーンという音が尻切れとんぼになってしまっているとのことです。 また「ミステリアス〜」には、ヴィトゥスの曲がBonusで1曲追加さ れており、音質も非常に優秀。WRの紙ジャケ版でJaco参加以外のお 勧めというとこの作品になるとのこと。 情報ありがとうございます。

POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
マスターサウンド JAZZ
その他

96/12〜
リリース 各\1748/W各\2913、¥1900

96/12 \1748/\2913 10W
SRCS9163 デイヴ・ブルーベック/タイム・アウト
SRCS9164 クリフォード・ブラウン/ザ・ビギニング・アンド・ジ・エンド
SRCS9165/6セロニアス・モンク/モンク・イン・トーキョー
SRCS9167 ビリー・ホリデイ/レディ・イン・サテン
SRCS9168 リー・ワイリー/ナイト・イン・マンハッタン(写真)

SRCS9169 ビル・エヴァンス/ライブ・イン・トーキョー
SRCS9170 ジョン・マクラフリン、アル・ディメオラ、パコ・デ・ルシア/スーパー・ギター・トリオ・ライブ!(写真)
SRCS9171 トニー・ウィリアムス/ジョイ・オブ・フライング
SRCS9172 ハービー・ハンコック・トリオ'81
SRCS9173 ウィントン・マルサリス/マルサリスの肖像

ビクターの紙ジャケと入れ替わるようにソニーのマスターサウンドがリ
リースされ始めた。仕様は統一されており、レーベルデザインもシリー
ズ共通。基本的に評価は3〜4あたりになると思う。まだけっこう購入
できます。
さて96/12に出た10Wはすべてがベストセラーアルバム。内容もすべて折
り紙つきだが、ジャケで「ナイト・イン〜」を推薦しときます。
なおこの96/12は、延期になっていたマイルスの第1期10W分も発売され
た。買う方も作る方も大変だっただろう。

97/2 \1748 18W
ジョン・マクラフリン関連

SRCS9174 ジョン・マクラフリン、アル・ディメオラ、パコ・デ・ルシア/情炎
SRCS9175 エレクトリック・ギタリスト
SRCS9176 ジョン・マクラフリンwithマハビシュヌ・オーケストラ/内に秘めた炎
SRCS9177 ジョン・マクラフリンwithマハビシュヌ・オーケストラ/火の鳥(写真)
SRCS9178 シャクティwithジョン・マクラフリン/ナチュラル・エレメンツ
SRCS9179 カルロス・サンタナ&ジョン・マクラフリン/魂の兄弟たち
アル・ディメオラ

SRCS9180 白夜の大地
SRCS9181 エレガント・ジプシー(写真)
SRCS9182 エレクトリック・ランデブー

SRCS9183 ジョージ・ベンソン/イッツ・アップタウン
SRCS9184 ジョージ・ベンソン/クック・ブック
SRCS9185 デイヴ・グルーシン/カレイドスコープ
SRCS9186 スタン・ゲッツ/ザ・ピーコック(写真)
SRCS9187 ボブ・ブルックマイヤー/ブルックマイヤー&フレンズ
SRCS9189 レイ・ブライアント/リトル・スージー
SRCS9190 コールマン・ホーキンス&クラーク・テリー/バック・イン・ビーンズ・バッグ
ESCA7646 カーティス・フラー/サウス・アメリカン・クッキン
ESCA7647 デイヴ・パイク・カルテット/パイクス・ピーク

1997年はソニーの年だった(紙ジャケに関してはね)。特にこの2月/3
月の紙ジャケ量はすさまじいもの。
マクラフリン関係ではスーパーギタートリオの2枚目は流石に1枚目ほ
ど売れず。マハヴィシュヌは相変わらずの人気ぶりだ。
ディメオラは「エレガント〜」で決まり。パコ・デ・ルシアとの歴史的
なデュオ(この1曲で後10年食えた)、当時絶頂のジェフ・ベックに唯
一対抗できた「スペイン高速悪魔との死闘」を含む衝撃盤。紙ジャケは
何故か左の方が黒ずんでいる(LPにはない)。
その他ゲッツのウラ名盤「ピーコック」やエヴァンスのウラのウラ「パ
イクス・ピーク」などウラ系の名作もリリースされた。ジャケが光るの
は「サウス・アメリカン〜」。

97/3 \1748/\2913 20W

SRCS9192/3オーネット・コールマン/チャパカ組曲(写真)
SRCS9194 デニー・ザイトリン/ライヴ・アット・ザ・トライデント
SRCS9195/6ハービー・ハンコック/ニューポートの追想
SRCS9197 ハービー・ハンコック/ザ・ピアノ
SRCS9198 デイヴ・ブルーベック/デイヴ・ディグス・ディズニー
SRCS9199 J.J.ジョンソン/ダイアルJ.J.5
SRCS9200 セロニアス・モンク/ストレイト・ノー・チェイサー+3
SRCS9201 チャールズ・ミンガス/ミンガスAh Um
SRCS9202 ドン・バイアス:バド・パウエル/キャノンボールに捧ぐ
SRCS9203 ザ・ビル・エヴァンス・アルバム+3(97/2)

SRCS9204/5ベニー・グッドマン/カーネギー・ホール・コンサート
SRCS9206 ルイ・アームストロング/プレイズ・W.C.ハンディ
SRCS9207 デューク・エリントン/ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン+1(写真)
SRCS9208 デューク・エリントン/ファースト・タイム
SRCS9209 トニー・ベネット/イン・パーソン
SRCS9210 マヘリア・ジャクソン/ニューポート1958
SRCS9211/2エラ・フィッツジェラルド/ライヴ・アット・カーネギー・ホール+7
SRCS9213 ウィントン・マルサリス/スターダスト
SRCS9214 ブランフォート・マルサリス/シーンズ・イン・ザ・シティ
SRCS9215/6ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター他/ジャズ・アット・ジ・オペラ・ハウス

怒濤の97/3月!この20Wの他にも上記ウェザー関係22Wが発売され
ている。このページの先頭に書いたクレジット関係の間違いもこの時期
に集中している。そりゃ無理ないよな。ちなみに「ビル・エヴァンス・
アルバム」は記載上の発売日は97/2になっている。どっちがホントかは
ちょっとわからない。
これも名盤ぞろいだが、オーネット待望の「チャパカ組曲」がやはり1番。
ハンコック、エリントンも登場してきた。

97/9 \1748/\2913 10W

SRCS9328 渡辺貞夫/ライヴ・アット・ピット・イン
SRCS9329 渡辺貞夫/ペイサージュ(写真)
SRCS9330 日野皓正/ジャーニー・イントゥ・マイ・マインド
SRCS9331 笠井紀美子witシダー・ウォルトン・トリオ/キミコ・イズ・ヒア
SRCS9332 笠井紀美子witハービー・ハンコック/バタフライ
SRCS9333 ゲイリー・ピーコック/イーストワード
SRCS9334 ゲイリー・ピーコック/ヴォイセズ
SRCS9335 ジャック・ディジョネット/ハヴ・ユー・ハード?
SRCS9336 ジョン・ルイス/素描
SRCS9337 デイヴ・リーブマン/ホワット・イット・イズ

さすがにちょっと3月で疲れたのか次は9月。とはいってもその間の6、
7月にマイルスが発売されているのだが....。ここでは邦人ジャズの名
作群と現在有数のJAZZアーティスト達の作品が紙ジャケ化されている。
中でも「ベイサージュ」はナベサダCBS時代の金字塔。

97/10 \1748/\2913 10W
ハービー・ハンコック

SRCS9338 セクスタント
SRCS9339 ヘッド・ハンターズ(写真)
SRCS9340 シークレッツ
SRCS9341 洪水
SRCS9342 デディケイション
SRCS9343 カルテット
SRCS9344/5V.S.O.P.ザ・クインテット/ライヴ・アンダー・ザ・スカイ伝説
SRCS9346/7ハービー・ハンコック&チック・コリア/イン・コンサート
リターン・トゥー・フォーエヴァー

SRCS9348 浪漫の騎士(写真)
SRCS9349 ミュージック・マジック

ついに電化ハンコックの強力ファンクグルーヴが紙ジャケ化!「ヘッド
ハンターズ」のジャケのファンキーさは中でも最高級。ハンコクの続編
は1年後の98/10。この辺はグールド同様のリリース形態をとっている。
また手数の多いRTFも登場。もちろん「浪漫の騎士」の方がバカテク。

97/11 \1748/\2913 10W

SRCS9350 デイヴ・ブルーベック/タイム・ファーザー・アウト+2
SRCS9351 アート・ブレイキー/ザ・ジャズ・メッセンジャーズ+5
SRCS9352 バド・パウエル/ポートレイト・オブ・セロニアス+1
SRCS9353 J.J.ジョンソン/J.J.INC.+3
SRCS9354 セロニアス・モンク/ソロ・モンク+1(写真)
SRCS9355 サラ・ボーン/インHiFi+9
SRCS9356 カーメン・マクレエ/ラヴァー・マン+2
SRCS9357 ビル・エヴァンス&ジョージ・ラッセル・オーケストラ/リヴィング・タイム
SRCS9358 キース・ジャレット/エクスペクテイションズ
SRCS9359 渡辺貞夫/ラウンド・トリップ

メインストリーム系の大物が年の暮れに登場するのも慣例化してきた。
もちろん続く98年の暮れも同様のラインナップとなる。
「ソロモンク」はLPで買ったはいいがジャケが怖くてあまり聴かなかっ
た思い出がある。

98/1 \1748/\2913 10W
デイヴ・ブルーベック
SRCS9360 ユーラシアの印象
SRCS9361 ニューポート1958
SRCS9362 風と共に去りぬ
SRCS9363 サザン・シーン
SRCS9364 ボサ・ノヴァU.S.A.
SRCS9365/6アット・カーネギー・ホール
SRCS9367 日本の印象
SRCS9368 エンジェル・アイズ
SRCS9369 マイ・フェイヴァリット・シングス
SRCS9370 カーメン・マクレエ&デイヴ・ブルーベック/テイク・ファイブ

で、年の初めはブルーベックである。
「エンジェル・アイズ」や「マイ・フェイヴァリット〜」は金髪碧眼の
デルモが写ってるだけだが、やはりそれだけでジャケ人気がある。
(あ、もちろんデザインも粋なんですけどね、でもやっぱりデルモが..)

98/2 \1748 10W
オーネット・コールマン

SRCS9371 アメリカの空(写真)
SRCS9372 サイエンス・フィクション
SRCS9373 プロウクン・シャドウズ
ESCA7709 オーネット・コールマン&プライム・タイム/ヴァージン・ビューティー

SRCS9374 ジェームス・ブラッド・ウルマー/ブラック・ロック
SRCS9375 ジェームス・ブラッド・ウルマー/オデッセイ

SRCS9376 ハービー・ハンコック/スラスト
SRCS9377 ハービー・ハンコック/MR.ハンズ

SRCS9378 菊地雅章/ススト
SRCS9379 菊地雅章/ワン・ウェイ・トラヴェラー

で、春にオーネットと。「アメリカの空」、「サイエンス〜」は嬉しい
初CD化。この年オーネットは来日し、「アメリカの空」を演奏した。
他のラインナップはオーネットの弟子、ウルマー。
そしてハンコク、菊池雅章と曲者ぞろいのリリースだった。

98/3 \1748 10W
ジャズ・ロック・シリーズ 10W

SRCS9380 ジョン・マクラフリン/エレクトリック・ドリームス
SRCS9381 シャクティwithジョン・マクラフリン/ハンドフル・オブ・ビューティー
SRCS9383 アル・ディメオラ/カジノ
SRCS9384 アル・ディメオラ/スプレンディド・ホテル
SRCS9382 カルロス・サンタナ/スイング・オブ・デライト
SRCS9385 エリック・ゲイル/ジンセン・ウーマン
SRCS9386 スティーヴ・カーン/タイトロープ
SRCS9387 スティーヴ・カーン/ザ・ブルー・マン(写真)
SRCS9388 トニー・ウィリアムス/ミリオン・ダラー・レッグ
SRCS9389 アル・フォスター/ミックスド・ルーツ

ついにフュージョン・ファン待望のシリーズが登場(ジャズ・ロックっ
ていってるけど)。半数の5枚が初CD化作品。中でも「ブルーマン」
はファローンによるパステル調のジャケといい、内容といい、NYフュー
ジョンの名作の一つ。まだいっぱい売ってるから今のうちに是非ご一聴
を!でもS.カーンってやっぱり地味だよなぁ。
アル・フォスターはマイケル・ブレッカーファン必聴です(これも初C
D化)。

98/5 \1900 10W
メインストリームレーベル
SRCS9390 サラ・ボーン・ウィズ・ミシェル・ルグラン
SRCS9391/92 サラ・ボーン/ライブ・イン・ジャパン
SRCS9393 カーメン・マクレエ/セカンド・トゥ・ノン
SRCS9394 カーメン・マクレエ/イン・パーソン
SRCS9395 バド・パウエル/アップン・ダウンズ
SRCS9396 カーティス・フラー/クランキン
SRCS9397 アート・ファーマー/ホームカミング
SRCS9398 ディジー・ガレスビー/イン・コンサート
SRCS9399 ジミー・レイニー/トゥー・ジムス&ズート
SRCS9400 クラーク・テリー&ボブ・ブルックマイヤー/パワー・オブ・スウィンギン

この辺から所有レーベル系が登場します。まずはメインストリーム。
価格も値上げされました。

98/6 \1900 10W
MUSEレーベル 第1期
SRCS9401 フィル・ウッズ/ミュージック・デ・ボア
SRCS9402 ソニー・スティット/ザ・チャンプ
SRCS9403 パット・マルティーノ/ライヴ!
SRCS9404 シダー・ウォルトン/ナイト・アット・ブーマーズVol.1
SRCS9405 ウディ・ショウ/ラヴ・ダンス
SRCS9406 ソニー・クリス/クリスクラフト
SRCS9407 リッチー・コール/アルト・マッドネス
SRCS9408 レスター・ボウイ/ファースト・ラスト
SRCS9409 クリエイティヴ・コンストラクション・カンパニー/CCC
SRCS9410 マル・ウォルドン/エンカウンターズ

渋いMUSEレーベルが登場。伝説のバカテクギタリスト、P.マルティーノや
CCCなど貴重なJAZZが満載。

98/7 \1900 10W
MUSEレーベル 第2期

SRCS9411 ソニー・スティット/チューン・アップ
SRCS9412 ソニー・クリス/アウト・オブ・ノーホェア
SRCS9413 パット・マルティーノ/イグジット+1
SRCS9414 エリック・クロス/ワン・トゥー・フリー
SRCS9415 リチャード・デイヴィス/ナウズ・ザ・タイム+1(写真)
SRCS9416 シダー・ウォルトン/ナイト・アット・ブーマーズVol.2
SRCS9417 レスター・ボウイ/ロープ・ア・ドープ
SRCS9418 ウディ・ショウ/イン・ザ・ビギニング
SRCS9419 マーク・マーフィー/マーク・マーフィー・シングス
SRCS9420 リッチー・コール/ハリウッド・マッドネス

第二期にはレスター・ボウイの傑作やマーク・マーフィーなんていう懐
かしい名前も登場。

98/10 \1900 10W
ハービー・ハンコック

SRCS9501 マン・チャイルド(写真)
SRCS9502 サンライト
SRCS9503 ダイレクトステップ
SRCS9504 フィーツ
SRCS9505 モンスター
SRCS9506 マジック・ウィンドウズ
SRCS9507 ライト・ミー・アップ
SRCS9508 フューチャー・ショック
SRCS9509 サウンド・システム
SRCS9510 パーフェクト・マシーン

電化ハンコック第2期。ビル・ラズウェルと組んだ「フューチャー〜」
は大ヒット作。MTV用のヴィデオも面白かった記憶があります。でも
読売ランドでの来日公演はなんかイマイチでした(確かその前のブラッ
ク・ウフルにくわれた?)。

98/12 \1900 10W
黄金時代のJAZZ名盤シリーズDSDマスタリング

SRCS9511 デューク・エリントン/マスターピーシィーズ・バイ・エリントン
SRCS9512 ルイ・アームストロング/アンバサダー・サッチ
SRCS9513 デイヴ・ブルーベック/ジャズ・ゴーズ・トゥ・カレッジ
SRCS9514 ビリー・ホリデイ/レディ・デイ(写真)
SRCS9515 サラ・ボーン/アフター・アワーズ
SRCS9516 セロニアス・モンク/モンクス・ドリーム
SRCS9517 テディ・ウィルソン/ミスター・ウィルソン
SRCS9518 J.J.ジョンソン/ブルー・トロンボーン
SRCS9519 レイ・ブライアント/コン・アルマ
SRCS9520 チャールズ・ミンガス/ミンガス・ダイナスティ+1

やはり年の暮れはコロンビアの大物達に締めくくってもらうということ
で。おそらく次はD.ブルーベックでしょう。
この中ではエリントン、ホリディがおすすめ。
特にホリディはベニー・グッドマンのクラ入りの1曲目や「サマータイ
ム」など、聴いて損のないものばかりです(ちょっと音質的につらいけど)。

99/4 \1900 10W
デイヴ・ブルーベック 第2期

SRCS9521 ブルーベック・タイム
SRCS9522 アット・ニューポート
SRCS9523 ジャズ・ゴーズ・トゥ・ジュニア・カレッジ
SRCS9524 ウィズ・ジミー・ラッシング+1
SRCS9525 ブランデンブルグ・ゲイト
SRCS9526 エニシング・ゴーズ(写真)
SRCS9527 ブラボー!ブルーベック+1
SRCS9528 ブルーベック・プレイズ・ブルーベック
SRCS9529 ブルーベック・イン・ヨーロッパ
SRCS9530 ブルーベック・イン・ベルリン

ファン待望の「ブルーベック・タイム」。そして希代の足フェチジャケ
「エニシング・ゴーズ」は内容もC.ポーター作品集という人気盤(s)

2000/11/22 \1995(税込) 4W
Master Sound 2000

SRCS9629 ビリー・ホリディ/レディ・イン・サテン[+4]
SRCS9630 ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット/デイヴ・ディグス・ディズニー[+2]
SRCS9631 ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット/タイム・アウト
SRCS9632 セロニアス・モンク/ソロ・モンク[+1]

99年春以来、紙ジャケから一時撤退していたソニーですが、2000年の5月、
6月にマイルスのDSDで紙ジャケに再参入・・・。それから、しばらく音沙汰
なしの状態でしたが、年末に入りジャズの人気盤のDSD紙ジャケ化を開始。
このシリーズ、過去に出た紙ジャケを、DSDマスタリングしている訳ですが、
マイルスは紙ジャケだったけど、ジャコの“肖像”はプラケース、そして今回は
紙ジャケというように、なんだか節操がない。
次回12月に出るハービー&チックのイン・コンサート、ショーターのネイティ
ブダンサー、WRのヘビー・ウエザー、RTFの浪漫の騎士はどうなるんだろうか。
いっそのこと、ジャコもDSD紙ジャケでもう一度出してくれ!(w)

12/20
なんていってたらやっぱりでましたね(s)。
SRCS9633/4ハービー・ハンコック&チック・コリア/イン・コンサート
SRCS9637 リターン・トゥ・フォーエバー/浪漫の騎士
SRCS9638 ウェイン・ショーター/ネイティヴ・ダンサー
SRCS9639 ウェザー・リポート/ヘヴィ・ウェザー

2001/3/23
8w 各¥1900/w¥2800
SRCS9653 ハービー・ハンコック/ヘッドハンターズ
SRCS9654 V.S.O.P.クインテット・ライヴ・イン・USA
SRCS9655 アル・ディ・メオラ/エレガント・ジプシー
SRCS9656 フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ〜スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
SRCS9657 スーパー・ギター・トリオ/パッション、グレイス&ファイアー〜情炎/
SRCS9658 ウェザー・リポート
SRCS9659 ウェザー・リポート/ブラック・マーケット
SRCS9660/1ウェザー・リポート/8:30
VSOP以外はすべて再紙ジャケ化

POPS&ROCK/スプリングスティーン/マイルス/ウエザーリポート関係/JAZZその他/ピアソラ/GOULD/バーンスタイン.ホロヴィッツ/PAGETOP
Feel the "saudade breeze"
Jazz Meets Bossa Nova

2001/6/20
リリース 各\1,900 6W


SRCS9662 ポール・ウィンター・セクステット/ジャズ・ミーツ・ザ・ボサノヴァ
SRCS9663 ポール・ウィンターwith カルロス・リラ/ザ・サウンド・オブ・イパネマ
SRCS9664 ポール・ウィンター/リオ(写真上)
SRCS9665 スタン・ゲッツ/ゲッツ・ジルベルト・アゲイン
SRCS9666 チャーリー・バード/ブラジリアン・バード
ESCA7865 バーデン・パウエル/孤独

シリーズ評価 3 NORMAL
うーん、もうソニーさんたら、なーんにも言わずに紙ジャケ出しちゃ
うんだから。もう少しで買い逃すところでした。
事実、雑誌広告にも紙ジャケの「紙」の字も見当たらないので、実際
にお店に足を運んだ人じゃないと、これは見逃がしてしまう。
ポール・ウィンター関連3枚、ゲッツ&ジルベルトの再会盤1枚に、
チャーリー・バード、バーデン・パウエルが各1枚の構成。
同時期に出た、ユニバーサルのBOSSA NOVA 2001シリーズ全10
枚と比べると、質量ともに小粒な印象の6枚。
紙ジャケの仕様は、ソニーの一連のMaster Soundシリーズの仕様を
踏襲したもので、堅実な作りではあるが、オリジナル盤のジャケを再
現を試みているユニバーサルのシリーズと比べると、やや寂しい作り。
こんな風に書いていると、買う気が失せるかもしれないが、音はDSD
方式でリマスターされていて、納得できるサウンドに仕上がっている。
従来盤CDで、はじめてポール・ウィンターのリオのを聴いた時は、な
んだか安手のイージー・リスニングにしか聴こえず、こんなアルバムが
なぜ名盤と呼ばれているか、理解できなかった。
しかし、今回のDSDマスタリングを施された紙ジャケ盤を聴いたら、
印象が変わった。ウィンターのアルトサックスの音に張りが出て、ジャ
ズの音にする。つまり、ジャズ・ボッサになっている。うーん、本来は
こういうサウンドで鳴っていたのですね。くじらと一緒に吹いているネ
イチャーおじさんのイメージが少し変わりました。(W)

シリーズで1枚

今回出た6枚の中では、バーデン・パウエルの「孤独」(写真上)をお薦め
します。ギターの音がいい!演奏がいい!しかも、ドラムスはエンヒーキ、
ベースはエバーハルト・ウェーバーという渋い2人が脇を固めています。(W)

レア度(01年6月)
出たばかりでいうのもなんですが、このJazz Meets Bossa Novaシリーズ
の6枚は、意外と早く店頭から消えそうな気がします。だって、広告でも紙
ジャケってうたっていないくらいですから、紙ジャケの出荷数は少ないので
は?ファンの方はお早めに!(w)

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ピアソラの箱
〜1962-71年エピック録音集大成〜

97/7/1
リリース \11650 1BOX(6W)

アルゼンチン・コロンビア/EPIC ESCA6710-6715
ESCA6710 アストラ・ピアソラとキンテート"ヌエボ・タンゴ"/われらの時代('62)
ESCA6711 アストラ・ピアソラとキンテート"ヌエボ・タンゴ"/ある街へのタンゴ('63)
ESCA6712 アストラ・ピアソラとヌエボ・オクテート/タンゴ・コンテンポラネオ('63)
ESCA6713 アメリータ・バルタール/ピアソラ=フェレールを歌う('70)
ESCA6714 アメリータ・バルタール/白い自転車('71)
ESCA6715 ロバルト・ジャネス、ピアソラ楽団とタンゴを歌う+4
シリーズ評価 4 GOOD
ピアソラの没後5周年を記念?して発売された6枚組BOX。アルゼン
チン・コロンビア時代のリーダー作が3枚、当時の妻バルタールの伴奏
指揮をしたものが2枚。6枚目は当時の貴重な未発表音源を集めたボー
ナスCDとなっている。
ジャケットはすべてオリジナルを復刻した紙ジャケ仕様(マスターサウ
ンド・シリーズと同じ)。→BOXの写真
6枚中5枚が世界初CD化、残り1枚が日本初CD化なので、リマスター
かどうかという問題ではないが、音質的にはたいへん聴きやすい。
詳細な解説、歌詞/訳詞を収録した80Pのブックレットが付属している。
内容はアルゼンチン帰国後、自己の楽団(キンテート)を率い、タンゴ
史上最高のヴァイオリン奏者アグリを得た頃のもの(BOX最初の3枚)。
'70年代に入ると一時スランプに陥るが、詩人フェレール、バルタールと
ともに「ブエノスアイレスのマリア」を作り上げ(バルタールがオリジ
ナルのマリア役)、このBOXに収録された時代の後はヨーロッパへ渡
りジャズ/ロックよりのサウンドに変化していくことになる。
シリーズで1枚
残念ながらBOXのみの販売。分売はありません。
レア度(99年春)
調査中。まだあると思われます(s)

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マスターサウンド CLASSIC
グレン・グールド

97/10.11 98/10
リリース 各\1748 25W

97/10.11 15w
SRCR1921 バッハ:ゴールドベルク変奏曲('55旧盤)(写真)
SRCR1922 バッハ:イタリア協奏曲&パルティータ第1・2番
SRCR1923 バッハ:小プレリュードとフーガ集
SRCR1924 バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンパ・ソナタ(全曲)
SRCR1925 バッハ:ピアノ協奏曲第1番、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
SRCR1926 バッハ:ピアノ協奏曲第5番、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
SRCR1927 バード&ギボンズ作品集
SRCR1928 ベートーヴェン:「悲愴」「月光」「熱情」
SRCR1929 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30・31・32番
SRCR1930 ベートーヴェン:変奏曲集
SRCR1931 ベートーヴェン:ピアノによる「運命」(リスト編)
SRCR1932 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
SRCR1933 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
SRCR1934 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
SRCR1935 ブラームス:間奏曲集

98/10 10w
SRCR2279 バッハ:フーガの技法
SRCR2280 バッハ:フランス組曲第1-4番
SRCR2281 バッハ:フランス組曲第5・6番、フランス風序曲
SRCR2282 バッハ:パルティータ第3・4番、トッカータ ホ短調
SRCR2283 バッハ:パルティータ第5・6番、平均律第2巻よりフーガ(第14・9番
SRCR2284 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番(トルコ行進曲)、15番、幻想曲ニ短調他
SRCR2285 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、シェーンベルク:ピアノ協奏曲作品42
SRCR2286 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番、17番「テンペスト」、第18番
SRCR2287 ベートーヴェン:パガテル作品33&126
SRCR2288 ピアノによるワーグナー・コンサート
シリーズ評価 4 GOOD
マスターサウンドシリーズに準じた作り。オリジナルジャケッ
トで復活したのはうれしいが、グールドのオリジナル・ジャケッ
トは本人の姿を写した大変素晴らしいものと、クラシックらし
い、名画などをあしらったどうでもいいもの(私見)に二分さ
れる。もちろん紙ジャケにふさわしいのは前者だと思う。
ライナーはほとんど原文ライナーの訳文。これはこれで(特に
グールド本人が書いている高踏的なものは)面白いのだが、グー
ルドに関しては多くの評論家が過去のCD化のさいに名ライナー
を書いており、是非併録してほしかった。このシリーズで初め
てグールドに出会った人には不親切だろうと思う。
シリーズで1枚
第1期ではすでに人類の遺産と化した感もある「ゴルドベルク
変奏曲」は別格。ジャケが最高なのは「イタリア協奏曲」でこ
れは内容も素晴らしい。最初のガツーンというマッシブなアタッ
ク、そして何本もの旋律がほとばしり出て、からみあいながら
疾走していく部分...生理的な快感の得られる名盤だ(一体何枚
持ってるかわかんないよ、LP、CD、LD、CD....)。どっ
ちかっていうとクラシックファン以外の人に大推薦です。
次点はベタベタのブラームスや、ベートーベンのソナタ2種
(若いときの信じられない後期ソナタ、知的興奮に満ちた中期
ソナタ)、ストコフスキーとの「皇帝」の希代の名演をオスス
メしときます。

第2期はちょっと第3期用に残したのか小粒。モーツァルトの
ソナタは1回かけると1日中リピートしても飽きることのない
スルメ盤だが、いかんせんジャケが...。
ジャケも作品も演奏もいいのは「フーガの技法」だが、これは
有名なBの音のチューニングの問題を含むオルガンの録音がイ
マイチで、どうせなら同曲のピアノ演奏をカップリングした通
常盤がオススメ。もちろんグールドのステージキャリアはオル
ガンから始まったわけで、そうした意味で興味深いのだが、前
述の通常盤でオルガン演奏の後にピアノ演奏を聴くと、その一
気に視界が開けたようにバッハのテクスチャーが現出するグー
ルドの見事さに愕然としてしまう。
バガテルも名演ですがジャケがねぇ。ってことで2期では2枚
のパルティータが推薦。
レア度(99年初頭)
第一期では上記のオススメ盤が品薄(でも探せばあります)。
その他の第一期と第二期は簡単に入手可能です。(s)

99/11
SONY CLASSICALから紙ジャケのBOXセットが発売されました。
輸入盤で購入可能11000円くらいです。
THE ORIGINAL JACKET COLLECTION
GLENN GOULD PLAYS BACH
SX12K64226

12枚組。「フーガ」の技法はCDextra。まぁお得ですが...。
日本でまだ紙ジャケ化されていない「インヴェンションとシン
フォニア」も入っています。
が、日本製の紙ジャケになれているものには大変不満の残るも
でき。
・ジャケはコーティングされているが原盤の複写のようでボケ
 ボケの写真。色味も滅茶苦茶。裏ジャケの解説は到底読めな
 い。その分ぶ厚いブックレットが別冊でついていてそこに解
 説が転載されているが、何故か抜粋になっていて中途半端。
 「ゴルドベルク」のインナーの解説はついていない(日本版
 は再現してあった)。
 ジャケについていたオリジナルの品番は複写なので当然その
 ままついている。この辺りは日本版と違うところ(日本版は
 消してある)。
・サイズは日本製より一回り小さく、ビミョーに縦長で気持ち
 悪い。
・ジャケの製法がとても信じられない折り返し方法で作られて
 おり、まさかオリジナルがこうだったとはとうてい思えない。
・レーベルも一応復刻されているがいい加減のようで、「ゴル
 ドベルク」と「パルティータ」はMONOなのだが、"360 SOUND
  MONO"のレーベル。このレーベルは1965からのはずでMONO盤
  しかない時代はMONOとわざわざでっかく書いていない筈。
 (押入から引きずり出してみたらやはりオリジナルは6eyeロゴ
 レーベルでした。このレーベルの復刻は間違っています。
 こんな考証も確認もしていないBOXセットはグールドファン
 なら買わない方がましでしょう。)
・リマスターとは書いていないが、リイシューエンジニアがこ
 の前のSBM20bit盤と違うのでやり直したのかも。
 音は前の盤の方が繊細でよかったと思う。
・CDEXTRA部分はマイルスの「カインド・オブ・ブルー」と構成
 が似ている。ヴィデオはLDBOXですでにリリースされているも
 の。画質は悪い。ただグールドの演奏に合わせて譜面が動いて
 いくのはけっこう楽しめる。
 だが、CDEXTREA仕様の「フーガの技法」の裏ジャケにでっかく
 EXTRA仕様のステッカーのようなものが印刷(!)されている
 のはふざけるな、という感じ。オリジナル・ジャケットコレク
 ションの意味がない。
まぁ、全体に安かろう悪かろうってものでしょうか。日本製を見
習って欲しい所です。
日本製ではないのですが、評価をつけるとしたら1TOOBAD!
です。

ストラヴィンスキーの自作自演集も同時に出ました。
STRAVINSKY CONDUCTS STRAVINSKY
SX9K64136
9枚組。ハルサイはCDEXTRA仕様です。

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その他クラシック

バーンスタイン マーラーコレクション 98/5 ¥2000/w¥4000/3w¥6000 11W SRCR2186 マーラー:交響曲第1番「巨人」/NYPO SRCR2187/88マーラー:交響曲第2番「復活」(62年録音)/NYPO SRCR2189/90マーラー:交響曲第2番「復活」(73/74年録音)/LSO SRCR2191/92マーラー:交響曲第3番/NYPO SRCR2193 マーラー:交響曲第4番/NYPO SRCR2194 マーラー:交響曲第5番/NYPO SRCR2195/97マーラー:交響曲第6番「悲劇的」&交響曲第9番/NYPO SRCR2198/99マーラー:交響曲第7番「夜の歌」/NYPO SRCR2200/01マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」/LSO SRCR2202 マーラー:交響曲「大地の歌」/イスラエルPO SRCR2203 マーラー:交響曲第10番「アダージョ」&「亡き子をしのぶ歌」/NYPO *「6番&9番」は高いけど、ちゃんと箱入りで再現されています。
小池様から「5番」のジャケットで、オリジナルではカップリングされて いた曲の、解説だけが不自然に消されているとの指摘がありました。 ありがとうございます。 なおバーンスタインに関しては全アルバムを対象に現在特集ページ作成 中です。しばしお待ちください。

ウラディミール・ホロヴィッツ
98/6 ¥2000/W¥4000  10W
SRCR2231 ショパン:葬送ソナタ、ラフマニノフ他
SRCR2232 ベートーヴェン:悲愴ソナタ、ドビュッシー他
SRCR2233/34 1965年カーネギー・ホール・ヒストリック・リターン
SRCR2235/36 1966年カーネギー・ホール・コンサート
SRCR2237 ホロヴィッツ・オン・テレビジョン(写真)
SRCR2238 ホロヴィッツ・プレイズ・ラフマニノフ
SRCR2239 シューマン:クライスレリアーナ
SRCR2240 ショパン:幻想ポロネーズ、序奏とロンド他
SRCR2241 スクリャービン・アルバム
SRCR2242 ショパン・アルバム
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