東芝ＥＭＩには、ＢＬＵＥＮＯＴＥ ＣＬＵＢなるものがある。
ブルーノートレーベルのファンのための会組織で、入会するといろいろと
会員だけの特典がつくらしい。
我々探検隊はこれまで年会費２,５４８円を惜しむあまり、このクラブへの
の入会を見送っていたのだが、それが落とし穴だった。
なんと、ＢＬＵＥＮＯＴＥ ＣＬＵＢの会員限定で紙ジャケＣＤが配布され
ていたのだ。
問題のＣＤというは、「じ・あめいじんぐ油井正一VOL.1」である。
「じ・あめいじんぐ油井正一VOL.1」
この作品というか、プレミアム品は、我々が知る限り過去３回ファンに配
布（？）されている。
１回目は、１９８３年に東芝ＥＭＩがＢＬＵＥＮＯＴＥレーベルの日本に
おける販売権を獲得したことを記念して制作され、当時はＬＰ盤として配
布された模様。
２回目は、１９９６年にＣＤとして配布（もしかしたら販売したのか？）
されたものらしい。
そして、３回目が、今回我々紙ジャケ探検隊がめぐりあった紙ジャケＣＤ
盤である。これは、昨年１９９８年に出たらしい。
前述のＢＬＵＥＮＯＴＥ ＣＬＵＢの会員限定で配布されたものだが、どう
やら、昨年７月全ジャズファンに惜しまれつつも亡く なった油井氏の追悼
の意味と、同年９月から販売開始されたＲＶＧ２４bitsリマスター紙ジャ
ケＣＤシリーズの発売記念というダブル・ミーニングとして、配布された
模様。
ＣＤの中身はというと、有り体に言えばＤＪスタイルのＢＬＵＥＮＯＴＥ
レーベルのサンプラーＣＤなのだが、そこはやはり油井氏である。おだや
か語り口で、ハードバップの特長、ブルーノートレーベルの聴きどころを
ジャズ初心者にもわかりやすく解説してくれる。なんだか、とても御利益
がありそうなＣＤなのである。
という訳で、当紙ジャケ探検隊では、非売品のプレミアム品ではあるが、
中古店などで見つけたら是非入手されることをお薦めする。
（08.21.1999.追記）
上記「じ・あめいじんぐ油井正一VOL.1」の続編と思われる「じ・あめい
じんぐ油井正一VOL.2」の紙ジャケをゲット！
ライナーを見ると、LP盤の方は1984年秋に出たらしい。VOL.1はブルー
ノートの1500番台の前半を中心に紹介しているが、VOL.2の方は1500番
台後半から4000番台までのブルーノートも最も美味しいところ（？）を
紹介している。 未入手の方は見かけたらどうぞ。
「じ・あめいじんぐ油井正一VOL.2」
しかし、こうなると児島紀芳さんがホレス・シルバーの指たてポーズとっ
てるやつも紙ジャケ化されている可能性もありますね。プラケースCDのは
見たことがあるんですが、真相はいかに！ （こんなことはブルーノートク
ラブに入会すればわかりそうなものですが、入会してしまうとブルーノー
トファンであることをカミングアウトしてしまうことになるので、少し怖
いんです。ジャズおやじにお説教されそうで・・・。笑）（Ｗ）
ＢＬＵＥ ＣＵＳＣＵＮＡ
４月２８日、東芝ＥＭＩから発売されたジャズジャイアンツたちのブルー
ノート時代の名演奏を集めた紙ジャケットCDだが、販売店によっては、
オマケがついてくる。
オマケは２種３品あり、ひとつはジャズの考古学者ともいえるマイケル・
カスクーナ氏がセレクトしたブルーノートサンプラーＣＤ（写真参照）、
あとの２品は ブルーノート６０周年を記念したオリジナルデザインのポス
ターである。
「BLUE
CUSCUNA a blue note sampler 1999」これらが、今回発売された名演集紙ジャケCDを買うとついてくる。
ただし、この「買うとついてくる」というのがくせ者。
ＳＪ誌等の雑誌広告をみると、限られた販売店にしか、このオマケが置い
ていないところまでは分かるが、ＣＤを一体何枚買えば何がもらえるのか
分かりにくい！
探検隊のＷとＳは、カスクーナ氏のＣＤをゲットするのに、新宿、渋谷の
レコード店を４店も回ってしまった。
いずれも大手のレコード店であるはずだが、店員に尋ねてもどうも要領を
得ない。
我々の方から、こうこう、こういう企画でＣＤか、ポスターがもらえるは
ずなんだけどと、説明をする始末である。
せっかく手間とお金をかけてオマケをつくるのだから、もう少し分かりや
すいものにしてほしかった。
ちなみに、このカスクーナ氏のＣＤであるが、どうやら数がかなり少ない
ようで、我々が回った新宿、渋谷では、５月３日の午後２時の段階で、新
宿はほぼ配布完了（ポスターの 在庫はあり）、渋谷はタワーレコードに
レジ越しに見たところ２０枚ほど残っているのを確認した。
いずれにしてもすぐになくなると思われるので、ほしい人は即お店に走る
べし！
以上（Ｗ）
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