アナログLPをミニチュア化したCDパッケージの通称。横135mm縦135mmを標準とした1:1サイズであり、欧米のデジパックとは一線を画す。 ほとんど何かの何周年、とか、何とか記念、とかに出ることが多く、多くの紙ジャケがハイビット(20bit/24bit)リマスターという 音質面の向上を伴って発売される。 また興味深いことにこれほど各レコード会社のCD化に対する姿勢を如実に反映したものはない。 紙ジャケをみればレコード会社の体質の違いも一目瞭然である。
1.デザイン面アナログレコードのジャケットの良さをもっともストレートに反映することができる。 何しろあのいやなCD左横のプラスティックの耳の部分がない(この部分は昔から白にしたりグレーにしたり透明にしたりされてきたが、やはり悪あがき)。 したがって前面すべてをデザイン表現のスペースとして活用できるため、 LP時代のあのアーティスティックなジャケットワークが可能となるのだ。 ....アメリカでよく行われる初回限定にデジパックというものがあるが、 これにも同じ意図を感じる(前面すべてを使ってアートワークできる)。ただしデジパックは縦横がプラケースと同じで横長になってしまうため、 LPの復刻には却って不向き(トリミングがおかしくなる)。(例:ELP) またダブルジャケットや仕掛けジャケットなどもLP同様に再現されることが 多く、これも楽しみの一つである。 この点で日本のダウンサイジング技術は素晴らしく、おそらく世界一ではないかと思われる(こんな分野で....)。 2.収納面紙ジャケの場合、CD本体はLP時代のレコード袋のようなものや、 不織布につつまれることになる。 したがって横幅が薄く、圧倒的に収納能力が高い。 (はっきりいってJAZZ名盤100とか、ROCK名盤100とかは紙ジャケで ズラっと揃えておきたいくらい。かさばらないよ〜)。 通常PケースのCD一枚の幅で、シングルジャケットの紙ジャケなら3枚 (もしくはダブルジャケットの紙ジャケ+シングル1枚ずつ、って当たり前か)並べられる。これは家屋のせまい日本人にとっては大変素晴らしいことである。 ただし、高さはちょっと高くなってしまうのだ。 だけどそのおかげで、中古レコード屋などでは見つけやすいのさ。CDをダーっと横に眺めていくと、頭一つ抜き出ているのが紙ジャケである。 3.音質面 ほとんどのCDが紙ジャケ化に際してリマスターを施されている。しかも時代的に20bit、24bitといったハイビットリマスターが主流だ。 多くの方式がLP同等かそれ以上の音質になってきており、(オイオイ昔のCDはLPより音悪かったのか?)ジャケットともどもLPのリプレースに最適である。 レコード会社各社とも、このリマスタリング方式には独自の努力を続けており、 この方式の違いを楽しむこともできる(わかんないって)。
これだけたくさんの紙ジャケが出てくると、珍しさやなつかしさ、「限定」の二文字に釣られて うっかり買ってしまっていてはキリがない。 だから買うときはこの3つを注意しよう。 1.名盤/愛聴盤であるか? いわゆる世間的に名盤といわれているものほど 早めになくなっていく。 まず名盤であるかどうか考えよう。 (そうでなければあわてて買わなくても売れ残っている)。もう一つは愛聴盤かどうか。 せっかく買ったのに気にいらなかったり あまり聴かなかったりしても無駄である。 自分の好きなものかどうか、もう一度自問してみよう(これは紙ジャケに限らないス)。 2.ジャケットデザインは紙ジャケにふさわしいか こう数が増えてくると別にあまりパッとしないデザインのものも紙ジャケ化される。 そういうのは普通のPケースで十分である。 もし音がリマスターされていたとしても、限定期間がおわればリマスターの通常Pケース盤がもっと安い価格で手に入る。 3.LP、CDとも持っていないか? もしあなたが買おうと思っている紙ジャケの、LPもCDも持っているなら、 ちょっと考え直してみよう。 この2つを持っているなら紙ジャケは不要である。(CD聴きながらLPを眺めていればいいのだ)。 紙ジャケは所詮ミニLP、本物のLPにはかなわない。 もちろんLP/CDをリプレース(売っぱらう)気があるなら別である。(でもこういうのに限って愛聴盤ってやつでさ、結局LP/CD/紙ジャケとそろってしまうんだよな。 えっ、CDはもういらないだろうって? いやボーナストラックが紙ジャケに入ってなくて.....)。
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