ビートルズ/ホワイトアルバム 比較検証



いやーお恥ずかしい限り。ビートルズのホワイトアルバムの紙ジャケがなんで上から
ディスクを出すんだ?といっていたら、オリジナルがそうだということで。
これはいかんと思った探検隊は早速そのオリジナルUK盤を入手しました。
オリジナルのしかも初期のものが、そのいわゆるTOP OPENといわれている形式だそう
で、けっこうありました。有名だったんですね。ここでまた赤面。
 
左がオリジナルUK盤(APPLE PMC7067/8 MONO)以下UK
右が日本盤LP(東芝EMI EAS77001/2)以下JP
左手前の小さいのが紙ジャケ(TOCP65200/01)UK製のものに解説などをつけた
ものです。以下紙ジャケと記します。
ちなみにUKはステレオ盤(PCS7067/8)も初期のジャケはTOP OPENですが、個人
的にMONOが聴きたかったため、そっちを入手してしまいました。
JPはいわゆるユニオン・ジャック帯といわれているもので、

現在比較的安価で入手できるものです。
ジャケット表の「The BEATLES」の浮き出しロゴは3種とも存在しますが、紙ジャケは
位置が右下によっています。また文字全体が右上がり具合が急角度になっています。
またナンバーもすべて7ケタですが、JPのみ数字の前にAの文字が入っています。

開いた所

奥がJP、手前がUK、中央で上にのっているのが紙ジャケJP以外はTOP OPENで、両脇に折り返しのステッチが入っています。

入っているものをひきずり出すと上のようになります。
4枚のメンバーの顔写真のピンナップ、及び歌詞つきのポスターもすべての盤に付属。
紙ジャケもほぼ完全に再現しています。

ジャケ内側左下のクレジット部分。写真下のUK盤はEMI及び原産国、印刷会社表記
がありますが、上の紙ジャケは「Printed and made in UK.」のみの表記。JP盤はクレ
ジット自体がありません。

ポスター裏のクレジットも当然ながら変化があります。
右下がUK、右上がJPで左側が紙ジャケ。赤で下線を引いた部分は紙ジャケのみにあ
るクレジットで、Northan Song以外の出版社の表記。
赤の丸で囲んだ部分は紙ジャケUKはいっしょですが、JPは当然東芝EMI株式会社
の表記があります。

レコード袋

下がUK、上にのせてあるのが紙ジャケのレコード袋。
紙ジャケには袋の表にアップルのレーベル(ダークカラー)が印刷されています。

レーベル

左から、UK、紙ジャケ、JP紙ジャケはダークカラーのアップルロゴをピクチャーレーベルで再現しています。
当然ながら裏面の再現はやっていません。
ここではJPのみライトカラーのアップルレーベルです。

UKのみ「SOLD IN UK.」の文字がレーベルについています。
これはオリジナルのみの特徴のようです。
 
紙ジャケではDISC2の方でレーベル裏面の再現を行っています。

その他
音質的には紙ジャケはリマスターといわれながら、表記もなく、音的にもどうも
判然としません。またMONOのオリジナルは流石に素晴らしい音で、クラプトンのギ
ターがほんとうに泣いているようです。MONOの「ヘルター・スケルター」や「レ
ヴォルーションNO9」もけっこう面白かったです。
それにしても何故初めは上からレコードを出す形にしていたのでしょう。意図はよくわ
からないのですが、後の人々が(探検隊も含めて)混乱し、プレミア性が強くなってい
ることは確かです。
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