●聖バレンタイン氏の日とかで、女から那辺の男へチョコレートを呉れる日がある。何が本当か知らないが、本当は恋愛対象となる異性である男にやるものであった。いつからこんな具合になったのか知らないが、昭和40年(1965)にはまだその制度はなかったが、昭和45年(1970)には出来ていたような気がする。

●外国製のものや、様々な趣向を凝らしたチョコレートの大半は、この日のために消費されるというから大したものといえる。しかしイブニング親父にとって本当に旨いのは、「割れチョコ」と称される規格外のものである。しかしこれは貰えないので自費を使う。安くて旨い。一般的には洋酒に合う、とされている。

●翌月に当たる3月14日に「ホワイトデー」という、歯が浮きそうな名前の日があって、当初のお返しはマシュマロ限定であったように記憶する。もう忘れたが、小拙も内祝いというかお返しにマシュマロを買ったことがあるように思う。マシュマロは、焼いて焦げ目をつけて食べても旨いというが、やったことがない。今度キャンプでやってみよう。

●しかし、ホワイトデーの方は約束ごとというか制度が、バレンタインに比べると曖昧である。今やマシュマロを選んだ方が新しいのではないか、と思われるくらいにマシュマロ離れしておる。マシュマロ業界は何故牙城を守ることができなかったのであろうか。

●小拙はそんなことをしたことが無いが、ホワイトデーのお返しとして、女物の勝負パンツを贈る男がいるらしい。マシュマロ業界も流石に慌てたのではないか。まさかパンツにまで及ぶとは考えていなかった節がある。しかも勝負パンツにまで。

●しかし、何故パンツなのか。パンツというのは下穿き下着である。勝負パンツというのは、女が夜の勝負に打って出る時に穿く高級素材のパンツであって、形状や色にも色気があって、あまつさえ繊細なレースなどで祭ってある、らしい。

●しかし、下穿きを買うためには、チョコレートを贈られた女の胴回り寸法を知っていなければならないのではないか。普通に聞けば教えて呉れるのか。そういう仲の相手に勝負パンツをやる気が小拙には分からない。

●そういう男には、バレンタインにはチョコレートではなく、やはりパンツを贈った方が話は早いのかも知れない。折々にパンツが売れる。「折々のパンツ」は畳まずに折って仕舞う。大年増女は片足さえも通らないセクシーエロパンツをこれ見よがしにベランダに干す。何が目的なのか。

●女からチョコレートと一緒にパンツ一式を貰った男が、これは義理パンツと思い,うかっと半年程放置してしまった。盛夏に開けられるバレンタインのチョコとパンツ。チョコレートが大いに溶けてパンツに付着する、という事件が例年発生する。

●元祖ホワイトデーアイテムのマシュマロは、何故流行らないのか。大体マシュマロをやるからホワイトデーだったのではないか。ゴーストバスターズのマシュマロマンやそれ似のミシュランタイヤのキャラクターも、日本ではブームになりにくいような気がする。近頃ではマシュマロ業界も反撃に出て、白物以外の色物マシュマロも多数出ている。

●悪漢というか、ヒール役と共に膨張キャラクターは日本では流行らないのだろうか。有線テレビなどでアメリカのプロレス番組などを見ると、巨漢の悪漢役にも結構なファンがいて、揃いの格好などをして遊んでいる。

●大黒や布袋、そして戎さんなどはデブキャラ代表か。近年では仙台四郎やデブヤ仲間、コニシキや曙太郎、そして内山君や松村某などが該当する。しかしアメリカくんだりまで行くと流石に見劣りするのやも。コニシキのパンツ一丁で、成人男性のワイシャツが二枚作れるそうな。コニシキユーズドのパンツシャツにはプレミアが付く、か。バレンタインにコニシキに喜んでもらおうとすると、チョコレート一貫は要る。

●バレンタインにコニシキにチョコとパンツを義理で贈ると、夏に大変なことになる。

(2004年3月8日号掲載)


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