○先代貴ノ花が亡くなった。五十五歳というのはあまりにも若すぎる死、といえるだろう。小拙の中学時分は結構な相撲熱があって、玉の海という横綱が急死(二十七歳)して、北の富士が呆然としていたのを記憶している。

○父・貴ノ花の葬儀に関して、貴乃花が喪主問題であるとか、その他会見などで若乃花との確執が再発したとかという問題がある。

○報道を見る限りでは、貴乃花が次男の癖に我侭を云っている図になる。貴乃花は本当は何を訴えたいのであろうか。

○注目すべきは母・憲子のことである。憲子は二人の母親であることには違いがない、と思う。

○問題は先代若乃花と亡くなった貴ノ花が兄弟か否か、という問題がある。これは以前から疑われているのであるが、正解は親子、なのだろう。角界は皇室と同じで、外で遊べないので、あてがわれた所に産まれてしまう場合があるのではないか。

○先代若乃花の小結時代の子供が先代貴ノ花であれば、貴ノ花のこれまでの苦労の説明がつくような気がする。息子だからこそ相撲界へ進めさせたのであろう。

○問題は、花田勝(若乃花)の出生だ。貴ノ花と憲子の子であれば現・貴乃花系の顔の子が産まれるのは理解できるが、兄とされる若乃花は、貴ノ花系の顔ではなく、先代若乃花系の顔なのではないか。

○前述の通り、憲子は二人の母親であることには違いがない、と思う。が、若乃花の父親は先代若乃花なのではないか。その後息子貴ノ花の嫁として貴乃花を産ませた。

○となると、若貴兄弟は兄弟ではなく、母親は同じであるが、若は貴の叔父にあたるのではないか。そうなると確執や喪主問題も理解できる。

○若乃花が横綱になった時、貴乃花との八百長問題もあったが、先代若乃花の喜び様は、尋常ではなかったという。

○貴ノ花の父親が先代若乃花で、貴ノ花の長男とされる若乃花の真の父親も先代若乃花だとしたら、貴ノ花と若乃花こそが兄弟、ということになる。貴乃花の心境は如何に。

○勿論以上は全てフィクションではある、が。

2005年6月13日号掲載
▲page top

turn back to home | 電藝って? | サイトマップ | ビビエス

まだいまだ p r o f i l e