ロック、ポップス、ジャズ、クラシック、J-POP、海外の全部門の中から、紙ジャケ探検隊が、2001年の紙ジャケ大賞に選んだのは、ボブ・マーリーだ！
　ボブ・マーリーは、かつて９８年に紙ジャケ化されたことがあったが、その時の出来があまりにもひどかったので、レベルの低い紙ジャケ・プロダクトの代名詞にもなっていた（注：探検隊の中だけです）。
　今回、０１年の７月、８月、１２月の３回に分けて、発売された再紙ジャケ・プロダクトは、リマスターの具合、ジャケの再現度など、前回酷評の対象となったところが、ほとんど改善され（一部微笑ましい間違いもあるが）、満足のいく仕上がりとなった。墓場の下で、紙ジャケの出来を嘆いていた、ボブ・マーリーもこれで、安堵することだろう。
　０１年は、クラシック分野で、紙ジャケ製品が出なかったのが残念だったが、ポップス、ジャズ分野では盛んに紙ジャケ化が進んだ。ロック界では、残された大物の１つであったピンク・フロイドが登場するなど、紙ジャケは１つのピークを迎えたといっても過言ではないだろう。０２年は、残された大物バンド、アーティストの紙ジャケ化が待望されるが、果たしてどうなるのだろうか・・・。ｃ ともあれ、０１年を結果を見ながら、各賞の解説部分で、０２年の展望も探っていきたい。
　なお、各賞の選出にあたっては、皆様からメールや掲示板での話題の盛り上がり等を勘案しつつ、それだけでは特定ジャンルに偏ってしまう危険性があるため、例によって探検隊メンバーの独断と偏見、場当たり的な意見など、ごちゃ混ぜにしながら、新春のある日、都内某所において非公開の選考会議をおこなった。各部門賞は以下の通り。