青色の絵の具を
  僕のも使って

  赤も黄も
  好きな白も
  みんな
  青にして

  昼も夜も
  青に

  好きに
  使っても
  使わなくても

  側にいて


  僕がダメな時
  殴ったりしていい

  何処かへ行かないで

  死ぬ時も

  オマエを愛していると言った

  見ないでと言っても
  見て

  僕の歌も
  青に染まる

  ゴメンね
  君の体
  僕の体
  どっちでもいい

  激しく
  重ねても重ねても
  また引き離す瞬間が
  分かっているけれど
  耐えられなくなっている

  セックスももはや
  手段たり得ず

  君の自由にされて
  僕の玩具にされて

  心
  見えないというのは
  簡単な嘘

  君の心
  僕の過去 現在 未来

  心臓に
  到達して欲しい

 みみのさんとゆー書き手にアタシは勝手にシンパシーを抱いて、
 まーファンとゆーのは勝手にそーゆー風で良いのでしょーけど、
 ツェザーレ氏のおはなしも楽しみに読んでました。
 
 最後の数え歌は身につまされる思いになりましたけど、
 みみのさんが唐突に、
 何か聞いた事もないよーな声で歌い出したみたいでびっくりしました。
 そーゆー変幻なトコロが彼女の魅力です。
 頭をまりまりと撫でたり、優しさとゆーか、優しくされたさとゆーか。
 どこかから逃げ出してる最中に偶然出会う束の間の安全地帯も永遠では無いけれど、
 優しくしてくれたコトは一生忘れません。
 そんな繰り返しで独りよがりな思い出を集めても、
 指は宙に取り残され気味で、掌の中に確かな重み
 を感じたくて、腕を伸ばして誰かが引っ張ってくれるのを待っているのに、
 一番抱きしめて欲しい人には背中を見せている。
 終わらせることも終わらせないこともできる。
 自分で決めるのだけれど、出来れば佳く終わらせたい。
 答えを探していますか?
 
 
 また他のおはなしを楽しみにしています。

2009年6月1日号掲載

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