ベランダ


月や太陽の旋律とともに
共鳴するいのちの歌がきこえた
自分のなかにねむる
子供を助けるみたいに
少しずつ忘れてゆく 遠い岸辺

なにがおきていようとベランダにいた
そこからは空しかみえない
そこにはわたしと空しかいない
内も外もない そこでおわり

深い青をじっとみつめていると
青が青でなくなるときがくる
ことばがきえて
白い空間が生まれてゆく
はりつめた糸をほぐす
遥かな音をききながら

のかな光を待っている
じっとずっと待っている
2010年4月27日号掲載

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風船は3000mも飛んで
散り散りになるんだって
ならば、わたしは飛ぶより
赤い風船になって
すべてをありのまま
すべてをあたりまえに
愛す
 
ゆるやかな上昇と下降のあいまに
p r o f i l e