PINKFLOYD
比較検証&試聴会レポートEXTRA

やり直し!こんどこそ、これが狂気の
TRUE ORIGINALだぁ!

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2002/1/5追記
いや〜まいっちゃいました。ホント、「狂気」は奥が深いわ。
これがTRUE ORIGINALだぁ、なんてエラそうなこといった後で、英国在住のフロイドマニアから
1stレーベルは違うよ〜んといわれたのは既報通り。
「じゃあ、どんなヤツだよ、おまえもってんのかよぉ」
「持ってる、もちろん」
「じゃあ売ってくれ、ぜひ売ってくれ、オレはもう発表してるもんで、後にひけないんじゃ〜」
「おまえはシリアスか?」
「?.....?」
シリアス?たまに外国のお方から聞く言葉である。これは厳しい。これに答えるのは勇気がいった。
「はい、わたしシリアスです。すぐにお金、あなたの口座に振り込みます」

あ〜いっちゃった。どうすんだオレ。今日はカミさんの顔みれんぞ。
しかしいったいいくらなんだ?
で、そのやりとりの裏で色々調べていたらなんか、この
SOLID BLUE TRIANGLE(以下SBT)
とあだ名される狂気の1STレーベルは、英国のフロイドマニアの間ではビートルズのゴールド・
パーロフォンも真っ青の価格で取り引きされているという。
ゴールド、ってもちろんMONOの方だけど、なんかバカ高いじゃん。まずいじゃん、おおはばに。
みなさん、鵜呑みにしないように。大体こういう話は大ゲサなのだ。

で、悩んでいるとノイさんから、あおりのメールが入る。
「おい、やっぱりバカ高いらしいぞ〜」
ああ、こういう時のノイさんはいじわるだ。しかもうれしそうだ。
それはともかく、交渉相手もマニアだけあってなかなか手放さそうとしない。

でも結局なんとか交渉成立。価格はねぇ、ゴールドパーロフォンほど高くないんですけど
大バカですよ、私。カミさんがこれ見て卒倒するかもしれないからここでは書きません。
ほんとに知りたい人はメールでそっと聴いてくださいませ。で、笑ってください。
しょうがないよな、シリアスなヤツは笑われるんだもん。


で、来たのがこれ。ジャケットは同じ(もちろん片開き)、
付属のポスター、ステッカーも同じ。
黒袋も穴があいて透明なビニールが貼ってあるタイプ。
ただのオリジナルといっしょだ。


で、やっぱりレーベルが違うんだな。
なに、これ、日本盤じゃん。
といったあなたは正しい。
もう、初版をさがしてさがしてさがしまくって、行き着いたあげくが見慣れた日本盤
と同じレーベル。ああ、なるほど。そうか、そうだったのね〜。
なんか宇宙の果てまでいってみたら我が家だったみたいな、これじゃ「2001年宇宙への
旅」ですよ。フロイド好きのキューブリックの陰謀としか思えません。

このHPをよく見ていた方ならセックス・ピストルズの日本盤がずっと英国初版と同じ
11曲版だったことを覚えておいでだと思う。日本盤はよくこういうことがある。
要するに、これが最初に本国から来たデザインなのだ。で、本国で何らかの理由で変更
になったものが、日本ではそのまま着々と製造されていってしまったということだ。

でももちろんまったく同じではないよ。

探している途中にわれわれが把握していたこと、
1の赤線、センターにMADE IN GT.BRITAINがある(これは3rdレーベルまで)
2の赤線、リムの最初がTHE GRAMOPHONE CO.LTD(これは2ndレーベルまで)
これらは必要条件ではあったが、十分条件ではなかったのだ。

デザインがSBT、ソリッド・ブルー・トライアングルであること。
これが最大の条件でした。ああ、なんたること。
で、なんでこれがすぐに変更になったのかというと、じゅんさんから聞いた話だと、
曲名がよく見えなかったからだという。なるほど、確かに見えません。
で、内側が黒くなってその後のデザインになるわけです。
でも、これがヒプノシスのオリジナル・デザインなのだ。曲名は見にくくてもデザ
イン的にはこれがよかったのだろう。じゅんさんありがとう。

って、なんでここでここでじゅんさんが出てくるの?じゅんさんて試聴会に参加して
MATRIX1UでY隊員を奈落の底に落としてたあのじゅんさん?
そう、その通り(別にじゅんさんがつき落としてたわけではなく自分で落ちたのだが)。

なんとじゅんさん、持っていらっしゃったのです、SBT。試聴会の後で家にあった
のを発見したとのこと。もっと早く発見してくで〜。でもさすが。さすがよじゅんさん。

で、じゅんさんがお持ちのMATRIXはA面1/B面1という完璧な初版。
わたしがシリアスになって買ったのが2/2でした。世の中こんなもんよね。


私は2なの。2番目なの。初版じゃないけど、一応トゥルー・オリジナルってことで仲間
に入れさせてください。トホホ。

MATRIX的にいってもやはりこれがオリジナル・ファースト・レーベルであることは間違いな
いだろう。レーベルデザインのことであるから、多少の混乱、1/2なのにセカンド・レーベル
とかがあるのは不思議ではないと思う。

音はやはり一聴して鮮度が高い。しかも、あれ、こんな音あったっけ?てな音がどんどん耳に
飛び込んでくる。もちろんもともとあったのだが、解像度が高いためによく聞こえるのだ。

鮮度が高いということは、要するに音が生々しいということ。これは当たり前。
で、生々しいということは、各楽器が元々の倍音成分、固有の音色を保っていることになる。
この場合、楽器どおしがブレンドしながら、分離がいいという絶妙の状態になるのだ。
音量での差別化ではないので、この分離感によって奥行きがでる。
奥行きが出るとサウンド自体の彫りが深くなる。
よくMONOであるにもかかわらず、オリジナルLPは楽器がよく分離し、奥行きが出るのは
こうしたことも一因だと思う。
だからMONOの再発はほんとに音がグシャっとなって聴けなくなってしまう。
CD化の時もMONOが不利なのはこの点に理由があるのかもしれない。

「狂気」はステレオなので、鮮度が高いとほんとに紙ジャケとは異次元だ。はるか何光年も旅
してきたかいがあった。
スネアの音色の違い、ピッキングのニュアンスまではっきりと聞き取れる。
でも2/2でこれだからじゅんさんの1/1はもっと凄いんだろうなぁ。

ま、とにかく着いたばかりなので、もう少し聴き倒してみます。
チクショー、孫子の代まで聴き倒して元とってやる〜。

タイトル・ステッカー
で、懸案の表紙に貼ってあるタイトル・ステッカーですが、ほんとのほんとの最初はやはり
なかったようです。ここでもじゅんさんの説が正しかった。
証言を総合すると、
・発売後しばらくしたら貼ってなかった
・発売してすぐ買ったものには貼ってあった
・発売日に買ったが貼ってあった
・予約して買ったら貼ってなかった。
まぁ地域によって発送したロットも違うだろうから決めつけることは困難だが、最初は貼っ
てなくて、発売後しばらくの間だけ貼ってあった、という推測をたてて終わりとしたい。

ああ、もう買わんぞ、「狂気」。
これでしばらく紙ジャケすら買えなくなってしまった。みんな〜後は頼んだぞ〜(シクシク)。

モービルの前期と後期
私のが後期のモービルといわれて嘆いていたら、はみるさんが前期のモービルを貸してくれた。
はみるさんありがとうございます。

上が前期、下が後期。内袋も時期によって変わります。

上の字がナナメってないのが前期、下のナナメってるのが後期。

モービルは音質が変わらないことを売りにしていたので、変わってもらったら困るのだが、やは
りちょっと後期は音がなまってるようだ。怖くてあまりよく聞いてないのだが。
でも、日本のビクタープレス、ほとんど違いはない。優秀だなぁ。

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