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★★★第28回 2025年紙ジャケグランプリ★★★


2025年は、年明けからトランプがどんどん繰り出すネタに
世界が翻弄され、日本も80兆円上納。
大阪万博は、無事開催されたものの、ツケは後回し。
そうこうしている間に、トゥルーマザーが後押しする
鹿ババアがトップになるも、無理矢理な微笑みで、
口角つり上がり、もはや精神崩壊寸前に。
踊り狂った世界と日本は、明日はどこへと向かうのか?
そんな狂った時代に、今日も黙々とレコ屋を巡り、
エサ箱を漁るものもいれば、
昼飯を抜き、紙ジャケ1枚の資金をひねり出すものもいる。
紙ジャケおやじたちの懐も厳しいが
紙ジャケをリリースするレコード業界もまた厳しい。
紙ジャケは過去を映すもので、今を映すものではない。
ないが、やはり時代を映す。
紙ジャケのリリース数は日本経済の浮沈を反映する指数である。
2025年は、どうだったのか?
やはりリリースは少なかった。
そんな中、リリース数だけではないよ。
優しくしっとりと励ましてくれる御仁がいらっしゃった。
数々の名バンドで低音と素敵な声でファンを魅了したこの方です。

GRAND PRIX 2025



マーキー・インコーポレイティド株式会社
「ベル・アンティーク 紙ジャケット・シリーズ ジョン・ウェットン」


総評

昨年はあっさりと決まった紙ジャケグランプリだが、2025年のグランプリ選考は難航というか紆余曲折した。ご推察の通り、弾数(=紙ジャケのリリース数)が少なく、大物の紙ジャケはもはや再発やリマスターされていないものばかりでグランプリ対象外。となると、どれが残るのか?・・・という状況下での選考となった。 「ロキシーがリマスターされていれば・・・」、「ニュー・エイジ・ステッパーズも古いリマスターのままだし」、「ヴァーブのSACDがダブルジャケでなければ・・・」ということで、どんどんリストから外れていく。 探検隊の好物の一つであるプリンスも『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』が紙ジャケ化されるということで実物を見る前は期待感が高まったのだが、届いた紙ジャケは「なんかキラキラしてるんですけどー」「風船坊やのシールがない!」「SHM-CDは日本盤だが、紙ジャケは海外製じゃ〜」ということで、やはり対象外に(泣)。友川カズキの『無残の美』もネット通販では “紙ジャケ” と表記されていたが、実際には単なる紙製ジャケだったし〜。
そんなトホホな状況に、まあまあ君たち、落ち着きなさいとしっとり優しく語りかけてきたのが、ウェットティッシュおじさんならぬ、天国のジョン・ウェットンだった。「まあ、コート・イン・ザ・クロスファイアーを聴いてみなさい」、「いやー、じんわりと染み入ってきます、お声が。トランプがベネズエラ攻撃で使用した頭が内部から爆発する新兵器も防御できそうですー。しかも、このヒプノシスの超手抜きなジャケも、AIがあっという間に画像を生成してくれる今となってはじんわりきますねー。あ、復刻帯もついてるじゃないすか!」、「そうだろ。分かってくれたかな。」という脳内対話が隊員間に波動として伝わっていき・・・という流れであっという間に寄り切られた次第。派手なプロダクトでないが、不正義が堂々とまかり通る今の世の中では、堅実な企画、堅実な商品作りは、もはや希少なのかもしれない。マーキー・インコーポレイティドさんに感謝! 話は変わるが、2025年は日本で既発の紙ジャケが「世界同時発売」ということで海外でも発売された。海外にも紙ジャケ文化が広がって行くこと自体は喜ばしいことだが、日本国内の制作チームの紙ジャケへの制作意欲は低下しているのではないか?このままこの傾向が続けば、紙ジャケ文化・技術の海外流出、国内紙ジャケ産業(そんなものがあればだが)の空洞化そして衰退へと進んでいけば、国内紙ジャケファンの不満は近隣紙ジャケ国へのルサンチマンのマグマとなり、ネトウヨならぬカミウヨ化してしまう可能性もある。失われた40年の轍を踏むことがないよう文化・技術の継承は日本音楽産業界の喫緊の課題であろう。
冒頭書いた通り、2025年は紙ジャケのリリース数も少なく、しかも再発ものが多数を占めた。2026年は、リマスターもジャケの再現もきちりとした、これぞ日本の紙ジャケ!というものを期待したい。
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というわけで、マーキー/ベル・アンティーク・レーベルさんへのトロフィー贈呈となりました。



マーキー/ベル・アンティーク・レーベルさん、トロフィーは近日中に発送致します。
怪しい段ボールが届きますが、危険物ではありませんので、是非お受け取り願います!

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ROCK/POPS

部門賞
マーキー/ベル・アンティーク・レーベル
「ベル・アンティーク 紙ジャケット・シリーズ ジョン・ウェットン」
(ジョン・ウェットン)
2025年5月25日 4W/2025年6月25日 4W
次点
ユニバーサル ミュージック
「シン・リジィ 紙ジャケット再発売シリーズ」
(シン・リジィ)
2025年8月29日 3W/2025年11月21日 4W
3位
ユニバーサル ミュージック
「ナイト・レンジャー 紙ジャケット・シリーズ」
(ナイト・レンジャー)
2025年6月25日 6W
4位
WaSaBi RECORDS/エアー・メイル・レコーディングス
「ストリートウォーカーズ」
(チャップマン・ホイットニー)
2025年11月26日 1W
5位
ユニバーサル ミュージック
「MR. バッド・ガイ - 40周年記念スペシャル・エディション [SHM-CD]」
(フレディ・マーキュリー)
2025年12月19日 1W
6位
マーキー/ベル・アンティーク・レーベル
「ジャスト・アナザー・ダイヤモンド・デイ
(2025年最新リマスター/SHM-CD)」
(ヴァシュティ・バニアン)
2025年1月25日 1W
7位
ユニバーサル ミュージック
「オリジナル・アルバム全20タイトル
ミニLP仕様紙ジャケットスタイル復刻」
(エアロスミス)
2025年7月30日 7W/2025年9月24日 4W/
2025年10月29日 4W/2025年11月26日 5W
8位
ユニバーサル ミュージック
「ロキシー・ミュージック 紙ジャケット再発」
(ロキシー・ミュージック)
2025年7月18日 5W/2025年11月21日 5W
9位
ON-U SOUND/BEAT RECORDS
「ニュー・エイジ・ステッパーズ」
(ニュー・エイジ・ステッパーズ)
2025年10月31日 1W
10位
ユニバーサル ミュージック
「ポール・マッカートニー 紙ジャケット再発 第3弾・第4弾」
(ポール・マッカートニー)
2025年5月23日 5W/2025年7月25日 5W
11位
ユニバーサル ミュージック
「エリック・クラプトン:紙ジャケット再発シリーズ」
(エリック・クラプトン/デレク・アンド・ドミノス)
2025年4月9日 9W
12位
マーキー/ベル・アンティーク・レーベル
「ベル・アンティーク 紙ジャケット・シリーズ
サグラド・コラソン・ダ・テッラ」
(サグラド・コラソン・ダ・テッラ)
2025年4月25日 4W
13位
オールデイズ・レコード
「マリアンヌ・フェイスフル」
(マリアンヌ・フェイスフル)
2025年9月26日 1W
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JAZZ & SOUL & RARE GROOVE

部門賞
ユニバーサル ミュージック
「Verve Accoustic Sound SACDシリーズ(2025年分)
及び ヴァーヴ@70 SACD Selection 第1弾」
(ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、ダイアナ・クラール、
ニーナ・シモン、スタン・ゲッツ他)
2025年6月4日 5W/2025年7月2日 5W/
2025年8月6日 5W/2025年12月6日 5W
次点
CRAFTMAN RECORDS
「ストロード・ロード」
(関根敏行トリオ)
2025年4月23日 1W
3位
Pヴァイン
「ブレイキング・アトムズ」
(メイン・ソース)
2025年4月2日 1W
3位
ITALIAN GOLDEN MONDO/ディスクユニオン
「イタリアン・ライブラリー・ミュージック(2025年発売分)」
(パオロ・カーサオ、コルヴィリア、カビルドス、
オロンゾ・デ・フィリッピ、アラワク)
2025年11月19日 5W
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J-ROCK & J-POP

部門賞
SWAX RECORDS/日本コロンビア
「TETSU」
(山内テツ)
2025年1月30日 1W
次点
ミディ
「若者たち 30周年記念デラックス・エディションBlu-spec CD2」
(サニーデイ・サービス)
2025年10月15日 1W
3位
ソニー・ミュージックレーベルズ
「YMO TRANS ATLANTIC TOUR LONDON 10/16/1979」
「同・PARIS 10/18/1979」
(YMO)
2025年11月19日 2W
次点
SS RECORDINGS/徳間ジャパンコミュニケーションズ
「El Dorado」
(アレルギー)
2025年7月31日 1W
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紙ジャケは輸入だったで賞

部門賞
ワーナーミュージック・ジャパン
「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ
:デラックス・エディション」
(プリンス&ザ・レヴォリューション)
2025年12月10日 1W
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紙ジャケじゃなかったで賞

部門賞
モデストラウンチ
「無残の美」
(友川かずき)
2025年12月1日 1W
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選考を終えて

ご意見はこちらへおよせください。
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